幹事クリタのコーカイ日誌2018

[ 前日翌日最新今月 ]

11月15日 ● Toshiは仕事を選ばないのか?

 今夜放送された「ベストヒット歌謡祭」。読売テレビ制作ということで、異様なまでに関西色が強い番組でした。正直、昔から関西ローカルの番組を見慣れている名古屋の人間であっても少々引くというか辟易するほど。関西ローカルならともかく全国ネットでオンエアするなら、もう少し地域色を薄めてほしいと思います。名古屋人がそう思うのですから、関東以北はどう感じているのかと心配になるほどでした。

 まず司会が宮根誠司。いつも思うのですが、誰が宮根を支持しているのか本当に不思議です。大阪ではもしかしたらあのキャラが受けるのかも知れませんが、それを全国区にするのはどうかと思います。宮根に愛人キャラの橋本マナミを組み合わせるセンスも大阪っぽいです。

 さらに出演するアーティストも関西系が目立ちました。今年注目のアーティストとして登場したのは西宮市出身のあいみょん、道頓堀の船上ライブで歌うのは大阪でストリートミュージシャンをしていたコブクロ、トリをつとめたのは関ジャニ。他にも守口市出身の絢香や、三重県ながら関西文化圏である名張市出身の平井堅、同じく松阪市の西野カナ。48グループからなぜかAKB48以外にNMB48だけ出演と完全に関西シフトです。出演者の中の比率としては3分の1くらいなのですが、時間の配分はもっと多くとっていました。まあ読売テレビ制作なのだから仕方ないのでしょうが。

 そしてToshi。かつてのイメージはどこへやら。今やNGなしかと思うほど何でもやるアーティストとしてバラエティに出まくっていて、少しは仕事を選べよと多くのファンが思っていることでしょう。歌ったのは「紅」でも「ENDLESS RAIN」や「Forever Love」でもなく、なんと「チキンライス」「365日の紙飛行機」「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」だったのです。なんという選曲!

 「チキンライス」はダウンタウン、「365日の紙飛行機」は山本彩、「手紙」はアンジェラ・アキ。言うまでもなくダウンタウン、山本彩は関西ですし、アンジェラ・アキも徳島です。いくら関西色強めとは言え、なぜこんなフォーク系ソングをToshiに歌わせるのか、気が知れません。全然似合っていないし、歌っても響きもしません。ただの高音で歌うオジサンでした。

 ToshiはYOSHIKIの曲でこそ輝くシンガーです。というか、天才YOSHIKIが幼馴染のToshiの良さを理解してそれを引き出すような曲を作っているのです。せめてB'zとかGLAYとかL'Arc〜en〜Cielのような、同じロック系アーティストのカバーなら聴き応えもあったでしょうが、「365日の紙飛行機」ではいくらなんでも距離が広がりすぎて無理がありました。

 これこそ仕事選べよ、というか、曲を選べよ、です。バラエティでいじられている方がまだマシです。それともフォーク系の曲を選んだカバーアルバムでも企画しているのでしょうか?昔からのXファンとしてはかなり残念です。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」