幹事クリタのコーカイ日誌2018

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11月14日 ● 稀勢の里に引退勧告を。

 今年を締めくくる九州場所。残念なことに白鵬と鶴竜が揃って休場し稀勢の里が一人横綱として土俵に上がっています。白鵬はここのところ休場ばかりで、今年6場所中で出たのは2場所だけ。休場してしっかり体をケアして万全に戻してまた出て優勝するというやり方で力士生命を永らえさせています。賢いとも言えるしズルイとも横綱らしくないとも言えます。

 全く正反対のやり方で土俵に上がっているのが稀勢の里ですが、こちらはもうボロボロです。完全に回復したわけでもないのに土俵に上がっては負けて休場し、また出てきては負ける。それを繰り返して8場所も連続休場。ようやく先場所15日間皆勤したものの10勝どまり。正直横綱としての責務を果たしているとはとても言えません。

 先場所の10勝で相撲協会やマスコミは合格点としたようですが、10勝で合格なのは大関。横綱は最低12勝が合格でしょう。稀勢の里に甘すぎると思いました。それだけ待望の「日本人横綱」だからでしょうが、国籍がどうあれ横綱は強くなくてはいけません。出てくれば強い白鵬と、出てきても弱い稀勢の里では比べるべくもありません。

 その稀勢の里が一人横綱では何とも不安だなと思っていたら、案の定初日から4連敗を喫してしまいました。横綱の初日から4連敗は1931年1月場所の宮城山以来で87年ぶり、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降では初の屈辱だそうです。しかも相手は初日の小結貴景勝以外は平幕。金星を3日連続で配給しているのです。まさに記録的な弱さです。

 普通なら先場所久しぶりに出てきて辛うじて10勝、今場所は最低でも12勝勝たなければというところなのに初日から連敗。2日目が終わったところで休場、もしくは3連敗したところで引退でしょう。よく4日目まで土俵に上がれたものです。本人が上がりたいと言っても親方が止めるべきだし、横審が引退勧告を出すべきではないでしょうか。

 横綱に陥落がないのは弱くなったら潔く引退をするしかないからです。いくらその人気が惜しくても、これだけ弱さを晒している横綱はもう土俵に上げるべきではありません。これ以上、稀勢の里を傷だらけにすべきではありません。


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