幹事クリタのコーカイ日誌2018

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11月12日 ● 錦織がフェデラーに勝利。

 世間的にはあまり注目されていないであろう男子テニスのツアーファイナルですが、グランドスラムに次ぐビッグな大会であることは間違いありません。年間ランキング上位8人による争いで、4人ずつのラウンドロビンで各グループ上位2名に入れば決勝トーナメントに進出できます。出場するだけでも名誉な大会ですが、錦織はこれで4回目の参加。すっかりツアーの顔のひとりです。

 前にも書いたようにフェデラー、アンダーソン、ティームという今回のグループ分けは錦織にとって考えられる限り最高の組み合わせになりました。日頃ドロー運に恵まれないことが多い錦織ですが、たまにはこうしてチャンスが巡ってきます。これを生かしてぜひ上位進出、できたら初優勝を狙ってほしいところです。

 初戦のフェデラー戦が難関で、これに負けても残る2人に勝てばOKだと思っていましたが、なんと錦織はストレートでフェデラーに勝ってしまいました。この大会が得意なフェデラーが初戦で負けたのは初めてのことです。それだけ錦織の調子がここにきて上がってきている証明でしょう。

 錦織はフェデラーにここ1ヵ月強の間に上海とパリのマスターズでそれぞれ準々決勝で当たり負けていました。試合内容は悪くなくても善戦で終わっているようでは勝つのは難しいだろうと思っていたのですが、敗戦を糧にしてフェデラー対策を練ってきた成果が出たようです。フェデラー相手に4年8ヶ月ぶりの勝利というのは、さすがに負けすぎという気もしますが、相手が相手だけに仕方ありません。今回の勝利で対フェデラーの勝敗がもう少し拮抗してくるといいのですが。

 さて、これで錦織はグループを首位で突破できる可能性が出てきました。となると、決勝トーナメント初戦でジョコビッチとの対戦という事態も避けられるかも知れません。準決勝でフェデラー対ジョコビッチになってくれたら、錦織にとってはこれ以上ないチャンスです。相変わらず取らぬ狸の皮算用ですが、皮算用が少しずつ確度が上がってきています。


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