幹事クリタのコーカイ日誌2018

[ 前日翌日最新今月 ]

11月9日 ● イッテQは潔く反省した方がいい。

 一昨日に取り上げた「イッテQ」のやらせ疑惑。各局のワイドショーなどでも取り上げられて、かなり大きな話題になってきました。放送倫理・番組向上機構(BPO)が日テレに報告書を提出するように求めたとか、ラオス政府も問題視しているとか、大事になればなるほど、ますます日テレ的には苦境に陥っています。

 この問題に対しタレントたちが「これくらいは大目に見ても」「あまり目くじらを立てるのも」「テレビってそういうものだし」「昔はこれくらい当たり前だった」というような発言を口々にしているようですが、こうした発言をすること自体がすでに時代とズレていると思われるので、あまり軽々しく言わないほうが良いと思います。

 セクハラやパワハラと同じで、こうしたコンプライアンス的な問題は時代とともに基準が変わっていきます。昔は大丈夫だったのに、というのは、昔が間違っていたということです。女子社員とチークダンスを踊ったり、飲み会の席で肩を抱いたりしても良かった、わけではなく、当時でも本当はNGだったのです。視聴者を騙すような番組作りも同じことです。昔はバレなかったから問題視されなかっただけです。

 ここまでの日テレの対応は危機管理としては最低の部類でしょう。隠し誤魔化し他人のせい。モリカケ問題の総理周辺と同じ手口です。仮に追求をされてもグレーのままで終わらせられたらOKと思っているのかも知れませんが、それでは局のイメージは大きく下がりますから今後視聴者からの信頼を失うことは間違いありません。

 本当なら時間をあまり置かずにさっさと真相をきちんと解明して、包み隠さず発表し、謝罪すべきはして、責任をきちんと取って、その上で今後の再発防止策を考えて実行すべきでしょう。そこまでやれば視聴者も納得するし、むしろ今後も応援してくれるだろうと思います。

 これだけファンも多く支持が高い番組だけに、潔い対応さえすれば傷は大きくならないと思いますが、いつまでも誤魔化していると、どんどん反感を買うばかりです。いくら安倍べったりの読売グループとは言え、ここは安倍首相の手口を真似しない方が良いでしょう。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」