幹事クリタのコーカイ日誌2018

[ 前日翌日最新今月 ]

11月5日 ● 錦織トップ10復帰&最終戦出場。

 錦織圭がついにランキングを9位まで上げました。1年2ヶ月ぶりのトップ10返り咲きです。故障で長期休養して今年復活したのは錦織だけではなくジョコビッチとデルポトロもいますし、昨年のフェデラーとナダルの例もあるので、一見珍しいことではなさそうに感じますが、実はかなり大変なことです。年初はチャレンジャー大会での1回戦敗退から始まったのですから、よくぞここまで戻ってきたものだと思います。

 さらに錦織はロンドンでのツアーファイナルへの出場も決まりました。上位8人には入れなかったものの、デルポトロが骨折で欠場のため繰り上がりで4回目の最終戦出場が確定したのです。チャレンジャー大会から始まってツアーファイナルで終わる1年というのも劇的だと思います。

 またツアーファイナルはグランドスラムに次ぐポイントを獲得できる大会です。現在は9位ですが、8位のティームとの差は505ポイント。予選リーグ戦1勝で200ポイント、準決勝に勝てばさらに400ポイント稼げる大会ですから、決勝まで進出すれば逆転できそうです。8位以内に入れば全豪でのドローも楽になります。過去3回出場して2回ベスト4に進んでいる相性の良い大会ですから、決勝進出のハードルは高いですが可能性はあります。

 今年の錦織はかなり良いテニスをしているものの、決勝で負け続けて準優勝ばかり。勝負弱いということもありますが、ドローに恵まれなかった不運もありました。特に肝心なところでジョコビッチ、フェデラー、ナダルに当たってことごとく阻まれてきています。彼らに勝てない錦織が悪いと言えばそれまでですが、錦織と対戦すると彼らがよりよいテニスをして調子が上がるという傾向も見られます。

 来年こそはこの3人の壁を打ち破る年にしてもらいたいですし、そのためにもファイナルで決勝まで進んで何かを掴んでほしいなと思います。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」