幹事クリタのコーカイ日誌2018

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11月6日 ● ツアーファイナル組み合わせ。

 昨日に続いて錦織が出場するツアーファイナルの話題です。11日から始まるツアーファイナルは8人が2グループに分かれて4人で総当り戦を行い、それぞれの上位2名が決勝トーナメントに進出し、準決勝、決勝を戦うことになっています。大事なのはまずグループ分け。ランキング上位から均等に分けるのですが、当然錦織としては相性が悪い苦手な選手は避けたいところです。

 まずグループ「グーガ・クエルテン」はランキング1位のジョコビッチ、5位のズベレフ、7位のチリッチ、10位のイズナー。もう一方のグループ「レイトン・ヒューイット」は3位フェデラー、6位アンダーソン、8位ティーム、9位錦織となりました。これはもう錦織にとって考えられる限り絶好の組み合わせになったと言っていいでしょう。

 そもそも今回2位のナダルと4位のデルポトロという錦織にとって苦手の2人が欠場しただけでもかなり助かっています。上位の4人が2人ずついたら、どっちの組にいっても錦織のトーナメント進出はかなり苦しいところでした。もっとも、この2人が揃っていたらそもそも9位の錦織はファイナルに繰り上げ出場できなかったわけですけど。

 1位のジョコビッチは今や錦織にとって最大の天敵で、まだ3位のフェデラーの方がわずかながら勝つ可能性があります。ズベレフとアンダーソンなら先日勝ったばかりのアンダーソンの方が楽ですし、チリッチとティームなら速いコートが得意なチリッチよりはクレーが得意なティームの方が勝てる可能性が高いでしょう。しかもティームにも先日勝ったところです。この組み合わせなら仮にフェデラーに負けてもグループ2番手での決勝トーナメント進出はかなり見えたと言ってもいいでしょう。

 さらに言えばジョコビッチのグループはビッグサーバー揃いです。インドアハードではビッグサーバーが大当たりしたらジョコビッチだって不覚を取ることは十分考えられます。錦織が2位でトーナメントに進出して、もしジョコビッチも2位だったら準決勝での対戦は避けられますから、ますます錦織にとってはチャンスが広がります。

 全ては取らぬ狸の皮算用ではありますが、これだけ恵まれた組み合わせになったのですから、ぜひともチャンスを生かして念願のビッグタイトル獲得を果たしてもらいたいです。


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