幹事クリタのコーカイ日誌2018

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11月4日 ● トップスピンロブ。

 サークル恒例の山本麻友美プロによるレッスン会。前回は台風のためにテニスコート自体が閉場になってしまい流れてしまったので、今日は約2ヶ月ぶりになりました。毎回レッスンを受ける時に何を教えてもらうのかテーマを考えるのですが、今回はトップスピンロブにしました。

 テニスをしない人にはわかりにくい話なのですが、要は相手前衛にポーチに出られそうなときにそれを避けるショットのひとつです。ポーチに出られそうだなと思ったら選択肢としてはショートクロス、クロスに沈める、ストレートにアタック、ストレートロブといったところがありますが、前衛を避ける一番安全なショットはクロスロブです。ミスが少ないショットですから確率が高いのです。

 難点を言えばクロスへのロブは相手後衛が読んで前に詰めてこられるとチャンスボールになりやすいことがあります。特にスライスでロブ上げると打ち込まれる可能性が高くなるので、クロスロブを打つならトップスピン。そうすれば高いところから落ちるのでより入る確率が上がるだけではなく、落ちた後に相手を深く押し込めるし、同じフォームで打てるので相手から見てロブなのか普通のショットなのかがわかりにくいという利点があります。

 山本プロによれば、クロスのスピンロブで大事なのは打点を前にすること、そして手だけで回転をかけようとするのではなく、普通にクロスに打つのと同じ感覚でしっかり体全体を使って上に向かって打つことだということです。そうすればしっかり回転がかかって入りやすくなるからです。

 実際に打ってみてアドバイスを受けました。僕はあまりヘビートップスピンをかけて打つタイプではなく、フラットやスライスをよく使います。元来が昔のテニスなのでグリップが薄いからトップスピンは打ちにくいのです。ただ長年テニスをしているので、スピン回転をかけることは何とかできます。とにかく手打ちにならないように気をつけながら練習をしました。

 まあこれなら使えるかなという感覚でレッスンは終わったのですが、最後にプロから「あまり深く狙い過ぎない、深さよりも高さに気をつける」ということを注意されました。その方がアウトのミスが減るし、前衛を避けるという目的も達することができるからだそうです。なるほど、相変わらず山本プロのアドバイスは理論的かつ実戦的です。

 実際にゲームの中ではトップスピンロブばかり打つわけではないのですが、ショットの選択肢を増やすことで相手を迷わせたり裏をかいたりして主導権を握りやすくなります。スピードとパワーでは若者にかなわないので、技術と駆け引きで勝ちにいきます。


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