幹事クリタのコーカイ日誌2018

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10月28日 ● 100歳テニス。

 テニスの草トーナメントはいろいろありますが「100歳テニス」という、年齢制限された大会があります。ネットで検索すると全国でいろいろな団体が主催していて大小あるようですが、要はダブルスペアの合計年齢が100歳以上にしか参加資格がないテニス大会です。

 若い頃にそういう大会があると聞いた時には当然他人事でした。ただ自分ももし年を取ってもテニスを続けていたら出てみたいとは思いました。というのも、遊びでしかテニスをやっていなかったので、30代になってもジュニアや部活出身者にはなかなか勝てません。だったら100歳テニスに出る頃まで頑張っていれば何とかなるかもと考えたからです。

 そんな僕も気づけば50代後半。今年、年下のテニス仲間が100歳テニスに参加した話を聞き「もうそういう年齢なのか」と今さらながらに驚きました。ただその大会はプロの選手も参加していたりして、かなりレベルが高いようなので、ちょっとどうしたものかなぁと思っていた矢先、岐阜の某テニスクラブで手作り感あふれる気楽な100歳テニス大会が毎年開催されていることを知りエントリーしてみました。

 その大会はミックスダブルスペアなら100歳、男子ダブルスペアは130歳、女子ダブルスペアは70歳以上で参加できることになっています。もちろん僕はミックスで参加です。2人合計で101歳とギリギリ年齢クリア。これならおじいちゃんおばあちゃん相手に勝てると踏んだのですが、いざ会場に行ってみると20組の中に数組、一般大会にいつも出ているようなミックスペアが混じっています。彼らも年齢はギリギリ100歳くらいのはずです。

 大会はそういう「若手」のミックスペアが順当に勝ちあがり、本来の主役であるはずのご年配層のペアはみなボコボコにやられています。しかし、参加して思いました。大事なことは勝ち負けじゃありません。僕たちのペアは2位トーナメントで優勝したのですが、その決勝戦で対戦したペアは合計130歳だそうです。70代前半の男性と50代後半の女性のペアでしたが、70代男性のお元気なこと。

 まだサーブも速いし、ストロークもしっかり打ってきます。実に年季の入ったテニスで堂々としたプレーでした。残念ながら足の遅さだけはカバーしきれていませんでしたが、下手に年寄り扱いしたら怒られそうなくらい気力も充実しています。僕たちとの決勝戦も含めて1日で5試合、それも競り合いの長い試合をこなしてきているタフネスぶりも驚嘆すべきものです。

 改めて還暦が近い年齢になったからと言って、老け込んでいる場合ではないと反省しました。刺激をもらったので今後も機会があれば100歳テニスに出てみようかと思います。ただもし70歳になったら、どうせなら30歳の女性と組んで出たいですけどね。誰か敬老精神で組んでくれたらいいけど。


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