幹事クリタのコーカイ日誌2018

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10月5日 ● 歓迎!原監督。

 巨人はまだCS進出の可能性を残しているこの時期に高橋由伸監督が辞任を表明してしまいました。せめてBクラスが決定してからならわかりますが、可能性としては日本シリーズまである段階で監督が辞意を表明するとは異例というか、なんというか。

 結果が全ての監督業ですから、無理やり現役を引退させられて監督に据えられた哀れな高橋ウルフヨシノブとは言え、辞めるという決断は仕方ないことでしょう。それに球団が狙った人気回復も思ったようには効果が出ていないのですから、強く慰留するほどの理由もありません。哀れなのはウルフ監督就任の時に2000本安打を諦めてコーチになった井端です。こんなことになるんだったらちゃんと2000本打っておけば良かったのに。

 で、ヨシノブの後釜はなんとハラタツらしいです。「はぁ?」です。1億円不倫事件に野球賭博に裏カジノなど、さまざまなコンプライアンス的問題が起きた巨人からさっさと逃げ出しヨシノブに全て背負わせたハラタツが、何で今さらノコノコと戻ってくるんでしょうか?辞める理由も確か「若返りが必要」だったはずなのに、肝心のお前が戻ってきてどうする?

 巨人のフロントも訳がわかりません。ヨシノブ辞任はシーズン途中から当然想定されていた事態です。後任もちゃんと目星をつけているだろうと思っていたら、まさかの3年前にリバース。何にも考えていなかったのでしょうか?それともヨシノブは球団に言われたら逆らえない人間だからもう1年やれと命じれば済むと思っていたのでしょうか。

 アンチ巨人の中日ファンとしては原グータッチ監督は歓迎です。確かに監督時代に実績はありますが、原が監督だから巨人が強かったとは全然思っていませんでした。単に金の力で他球団の主力選手や有力な新人をかき集めてきたから強かっただけ。そういう「最初から強いチーム」を率いるのは慣れている感じですが、若手をじっくり育ててチームづくりをしていくという手腕には欠けている印象です。今の世代交代期の巨人には相応しいとはとても思えません。

 強いて原が監督になるメリットを挙げれば、大エースの甥っ子・菅野がこれで絶対に巨人から出て行かないだろうというくらいでしょう。いまの菅野ならメジャーリーグに挑戦すればどれくらい活躍するだろうか、という期待が膨らみます。昨年、さらには今年の活躍は弱小巨人にあって見事なものです。菅野が大学卒業時に指名されながら拒否した日本ハムにいたらすぐにメジャー挑戦していたことでしょう。それなのに伯父さんが監督として復帰することで当分は巨人に縛り付けられることになるとは、菅野も自業自得とは言え残念なことです。


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