幹事クリタのコーカイ日誌2018

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9月10日 ● バックハンドスライスの打ち方。

 今日はテニスをプレイしない人にはわかりにくい話です。

 昨日また山本麻友美プロにレッスンをしてもらいました。今回習ったのはバックハンドのスライスショット。一応40年近くテニスをしているのでスライスを打てることは打てます。というか、バックハンドは99%スライスしか打っていません。

 それなのになぜスライスを習うのかというと、それだけたくさん打つからこそです。滅多に使わないショットのレッスンを受けるよりも、多用するショットの精度を高めることの方が、全体のテニスのクオリティを向上するには有効だろうという、至極真っ当な判断です。

 で、僕のスライスはかなり適当です。これまできちんと教わったこともなく、何となく打てたので、何となくずっと打ってきました。しかし、本来の質の高いスライスというのは、もう少し違うだろうなぁというのも薄々感じていました。僕の誤魔化しているようなスライスではないはずです。

 理想的にはフェデラーか、古くはグラフのスライス。シューっと糸を引くように飛んでいき、コートの奥深くに着地した後は滑るように低くバウンドするショット。僕も含めた素人のスライスは、ふわっと浮いて、ポテンと落ちて止まってしまいます。これではドロップショット以外、効果がありません。

 山本プロにスライスのコツを聞いたところ、予想とは違う答えが返ってきました。僕はラケットのセットの位置とか、スイングの方向とか、体の使い方とかを想像していたのですが、彼女が言うには何より「軸足の位置」だというのです。ボールの後ろにしっかりと軸足を決めて体重を乗せ、そこから真っ直ぐ前に踏み出していく。軸足の位置を間違えると踏み出した足がクローズドになったりオープンになったりするのでボールにきちんと力が加わらず、ショットに切れがなくなるのだそうです。

 言われてみれば「なるほど」でした。フォアハンドだって軸足をきちんと置いて、そこに体重を乗せてしっかり構えてから踏み込んで打っていきます。バックハンドのスライスだってそれは同じで、まず軸足をしっかり決めてそこに体重を乗せなければ良いショットなど打てるはずもありません。後は体を回さないで横向きを保ったまま真っ直ぐ前に打っていけばOKだそうです。

 いつものことながら、山本プロのアドバイスは、そのへんのテニススクールのコーチとはレベルが違います。後は反復練習して教わった通りにできるようになれるかどうか。還暦も近くなると、体が覚えるのに時間がかかるのがちょっと難点です。


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