幹事クリタのコーカイ日誌2018

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8月12日 ● 高いボールは打点を前に。

 今日はまた山本麻友美プロによるレッスン会を開催しました。自分の教えてもらうテーマを何にしようか迷いましたが、今回は高い打点で打つフォアハンドにしました。テニスを始めた時期が古い人間なので、どうしてもグリップが薄く、高く跳ねるボールに苦手意識があるからです。

 テニスを良く知らない人には何のことだかわかりにくいでしょうが、厚いグリップは高いボールは打ちやすく、低いボールは打ちにくい、薄いグリップではこれが逆になります。大昔(40年くらい前)のテニスはスライス中心で低く滑ってくるボールが多かったので、必然的にグリップも薄かったのですが、その後はトップスピン中心のテニスに変わっていったので、グリップが厚くなりボールも高く跳ねるようになりました。

 僕もテニスを始めた頃に比べるとグリップを随分と厚くしましたが、それでもまだスライス中心の時代の名残があるので、どうしても高いボールを厚い当たりで叩くというのに馴染めません。高いボールは上からスライスで押さえ込むような打ち方になりがちで、それはそれで有効なのですが、やはりもっと攻撃的に打ち込んでいきたいと思うときもしばしばあります。

 山本プロにアドバイスを受けたら答えは簡単明瞭でした。「高いボールは打点を前にする」。そうしないと力が入らないから厚く攻撃的に叩くような打ち方はできないのです。前回ドライブボレーを教えてもらった時にも「もっと打点を前で」と言われましたが、それと理屈としては全く同じことです。

 昔の薄いグリップのテニスは打点がもっと自分に近いところ、引き付けて打つことになります。打点を前にするのは慣れたタイミングから変わるので勇気がいるのですが、確かにうまくその打点で打つことができると厚い当たりになります。レッスンの後にちょうどグリグリの厚いトップスピンを得意にしているS岡くんとゲームをしたのですが、打点を意識して前で打てた時には気持ち良く打ち抜くことができました。もちろん遅れると食い込まれてやられます。

 テニスにおいてグリップと打点は密接に関係しています。改めて自分のテニスを考えて変えていくことが必要だし、まだまだできることがあるなと感じました。


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