プロ野球、Jリーグともに広島が首位を快走し、名古屋が最下位に沈んでいます。名古屋市民の意気が全く上がりません。中日はようやく５連勝したと思ったら５連敗を喫したりして最下位が定位置になりつつありますが、グランパスに至ってはＷ杯中断前までぶっちぎりの最下位でした。

　このままでは１シーズンでJ2に逆戻り決定かと思われていましたが、中断の合間に思い切って選手を補強しました。ＤＦ中谷進之介と丸山祐市、金井貢史、ＭＦ前田にエドゥアルド・ネット。彼ら５人が揃って先発した今日の鹿島戦は4-2と快勝。ジョーが３試合連続ゴールを決めれば、金井が２点、前田が１点を取り新加入組も大活躍で３連勝しました。

　まだ暫定最下位ながらも17位のガンバに勝点差１、その上の長崎と鳥栖に勝点差２となり、１試合少ない名古屋がひとつ勝てば降格圏内を脱出できるところまで追い上げてきたのです。これはサポーターも盛り上がります。なんと今日の豊田スタジアムにはトヨスタ史上最多４万３５７９人が詰め掛けました。それだけチームが変わってきたことをサポーターも感じ取っているのでしょう。

　新加入の選手がチームに馴染むには時間がかかるもの。まして５人ともなれば簡単には連係がうまくいくはずもありません。グランパスはようやくチームが一体となってくるこれからが躍進の時期になります。どこまで順位を上げていくのか期待したいところです。