幹事クリタのコーカイ日誌2018

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8月10日 ● SNS時代の人間関係。

 Twitter、LINE、Facebook、Instagramなどを筆頭にSNSの世の中に対する浸透ぶりは目を見張るものがあります。僕も上記4つ全てやっていますが、2009年にTwitterを始めた頃は面白いとは思いましたが、まさかここまで広くSNSが人々に支持されるとは予想できませんでした。

 僕の中ではその前からあったブログブームの延長上にSNSはあったので、みんながみんなそれほどネット上であれこれ発信したがっているとは思えなかったし、最初は面白がってもすぐに飽きてしまうだろうと予想していました。実際、多くの人はそれほど頻繁に発信しているわけでもないのですが、なんとなく見ているという人はかなりの数にのぼります。

 そういう意味でSNSをやっているのは発信したいというよりも、繋がりたいという関係性維持拡大の欲求なのでしょう。まさに「ネットワーク」のサービスなのです。僕が当時読み違えたのはSNSが発信するツールだという認識だったからで、それはSNSのひとつの使い方に過ぎなかったことが、広まっていくにつれてわかってきました。

 とは言え、4つのSNSの全てで繋がっている友人というのは、それほど多くありません。と言うか僕の場合は片手で数えられるほどです。ただ2つないし3つのSNSで繋がっている人は結構います。それに加えてメールアドレスと携帯電話番号を知っていれば、大抵なんとか連絡が取れるので、SNSは便利だなぁと思います。もちろん自宅住所と自宅電話番号まで知っていれば完璧ですが、今の時代に自宅の連絡先まで交換しておくことは稀になってきたのではないでしょうか。なにせ若者はお互いの本名も知らないままに付き合っているということも多いそうです。

 マルチチャンネルで連絡を取れるのは便利な反面、関係がこじれた場合は困ることもあります。特に若い女性がストーカー的に追い回された場合に、全ての連絡先を断つのが難しいことがあるでしょう。そうなると最初から相手を見てLINEとFacebookは教えるけどInstagramはダメとか、関係性による使い分けが生じることになります。実際僕もそういう風に断られたこともあります。これは微妙に傷つきますが、断る方も気を遣うこともあるだろうなと思うとさらに気まずいです。

 50代のオヤジでもそういう目に遭うのですから、若者同士ならもっとあれこれトラブルがあって大変だったりするのでしょう。今どきの若者は繊細ゆえに腹の探り合いのような付き合いになりがちだし、それが面倒でドロップアウトしていく人がいるのもわかります。SNSどころかメールも携帯もなかった昔の人間関係は、野蛮で粗野だったけど単純ゆえにオープンで楽だったのかも知れません。


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