幹事クリタのコーカイ日誌2018

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6月30日 ● ドライブボレーを習う。

 テニスも時代とともに進化します。ほとんどはラケットの進化に伴って技術や戦術が変わってきたと言ってもいいでしょう。昔のラケットでは難しかったことが、今の高性能のラケットなら簡単にできるようになったために、テニスの戦術が変化をしてきました。

 そうした技術のひとつがドライブボレーです。これは空中に浮いてきたボールを落とさずにミドルコートからストロークのように打ち込んでいく攻撃的なショット。以前ならそういうボールがきたらスライスボレーで深く押し込むか、もしくは角度をつけて相手を走らせるわけですが、それでは切り替えされてカウンターで攻撃されかねません。

 ところがドライブボレーはボールに勢いがある上に、コースが読みづらいので相手も反応が遅れます。当然一発で決められる確率が高くなります。ラケットの高性能化は攻撃力だけではなく守備力も向上させていますから、決められるものなら決めてしまいたいので、ドライブボレーは特に女子選手を中心にどんどん広まりました。

 残念ながら比較的新しい技術の上に、ちょっと高等テクニックという印象があるので、テニスを習っている人でもドライブボレーを教わったという人はあまり多くありません。僕も古い時代にテニスを教わった人間なので、ドライブボレーは習ったこともないし、長年使ったこともありませんでした。あれはシャラポワがやるものだと思っていました。

 ところが山本麻友美プロとテニスをするようになってから、彼女がゲーム中にこのドライブボレーを「必殺ショット」として使ってくるので、その効果の絶大さに改めて気づきました。影響されやすい僕は見よう見真似でドライブボレーを打ってみるようになり、打っているうちに徐々に決まることも増えてきました。

 そこでこれは本格的に武器にできないかなと考えていたので、今日のレッスン会の時に初めてドライブボレーを山本プロに教えてもらいました。とりあえず球出ししてもらって、それを打ってみて、そこでプロからアドバイスを貰いました。

 僕の我流のドライブボレーは自分では少しボールを落としすぎて低いところで打っているのではないかと思っていたのですが、プロから指摘されたのは「もっと前の打点」で打つことでした。ラケットが先に行ってそれを体が追いかけるくらい前に向かって打っていくのが良いというアドバイスです。

 やってみると、これが結構難しいというか、ボールを引き付けて打つ方が簡単です。前に向かって打っていくとやはり打点が狂いやすくミスショットが増えるのですが、プロによれば前で打つからこそ迫力が出て相手が下がり気味になり決まりやすくなるということです。

 ドライブボレーは決めるショットですから、確かにより決まる打ち方をしなければ意味がありません。後はアドバイスしてもらったことを体で覚えるしかありません。しばらくはチャレンジです。


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