幹事クリタのコーカイ日誌2018

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7月20日 ● 乃木坂とAKBの曲が逆?

 乃木坂46の21枚目のシングル「ジコチューで行こう!」は斎藤飛鳥センターの夏らしい賑やかな曲です。最初に聞いて乃木坂にはちょっと珍しいタイプの曲だなぁと感じました。「ガールズルール」という白石麻衣センターの夏曲がありますが、これにノリは近いのですが、すでに5年前の曲であり、最近のスタイリッシュ路線の乃木坂にしては異質です。特にこの手のタイトルは乃木坂らしくありません。

 そして同じ時期に発表されたAKB48の53枚目のシングルで総選挙曲の「センチメンタルトレイン」。こちらは逆にしっとりとした曲で衣装も含めて乃木坂路線。センターは総選挙で1位を獲得した松井珠理奈、なんですが、休養中で未だにPVどころかレコーディングすら行われていないそうです。音楽番組でも彼女抜きで披露されています。

 同時期の曲なのに、どちらも「らしくない」仕上がりになっていることから、ファンの間で囁かれているのが「急遽お互いの曲を入れ替えたのではないか」疑惑です。これには単に曲調やタイトルがそれぞれ似合っていないということだけではなく、松井の炎上による休養が関係しているのではないかと勘ぐられているからです。

 松井の炎上騒動とは宮脇咲良に対する「パワハラ」発言によるもので、これを世間から叩かれてしまい、松井がメンタルを病んで無期限休養に入ってしまったとされています。センターへの当て書きが得意な秋元康が松井のために「ジコチュー」を書いたのに、この騒動が大きくなりすぎてシャレにならなくなってしまったために急遽曲を入れ替えたのではないかと噂されているわけです。

 これは本当に説得力のある「憶測」で、秋元がデビュー時から秘蔵っ子として可愛がっている松井のことですから、彼女を守るためにもこれくらいのことはやっても不思議はありません。ただ、当然のことながらそんな理由だとしたら乃木坂ファンは怒るわけで、いろいろと波紋を呼んでいます。

 この憶測が本当かどうかはもちろんわかりませんが、どちらも「らしくない」ことは確かです。もちろんいつまでも「らしい」曲ばかりでは広がりも進化もありませんから悪いことではないのですが、僕はむしろ損をしたのはAKBではないかと思っています。乃木坂には夏くらいこういう賑やかで盛り上がる曲があった方が幅が出て良いと思います。と言うか、いまの乃木坂ならどんな曲でもいけるだけのパワーがあります。

 しかし落日のAKBにとって松井センターには全然似合っていない、しっとりとしたあまり盛り上がらない曲で勝負するのは無理があります。1位松井、2位須田という順位なら、SKEっぽい元気なダンスナンバーこそ相応しかったのに、卒業前の高校生の恋愛ソングって、そりゃセンターが違うだろうって誰でも思います。松井がこのまま出てこられないなら小栗有以をアンダーでセンターに起用した方がいいんじゃないでしょうか。彼女がセンターなら似合う曲です。


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