幹事クリタのコーカイ日誌2018

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5月25日 ● 全仏オープンドロー発表。

 全仏オープンのドローが発表されました。気になるのはクレーシーズンに入って調子が戻ってきた錦織圭です。第19シードという下位シードなので、ドロー運が悪いとかなり厳しい勝ち上がりになるところでしたが、3回戦で当たる上位シードは第13シードのジム・クエリー。ビッグサーバーですがクレーはさほど得意ではない選手なので錦織有利でしょう。4回戦は第7シードのドミニク・ティエム。クレーが得意な選手だけにここがまず山になります。そしてティエムに勝てば準々決勝で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ。今年錦織は勝っていますが、ナダルに次ぐ優勝候補だけに最大の山場となることでしょう。

 優勝争いはもちろんナダルが軸になります。ナダルの山には3回戦で地元のガスケがいますが、まあ問題はないでしょう。準決勝にはチリッチとデル・ポトロの勝者が順当なら上がってくるところですが、2人とも波がある選手だけに読めません。ディミトロフ、ティエム、錦織、ジョコビッチが全てズベレフの山に偏ったのはナダルにとってはラッキーだったと思います。

 第20シードまで下がったジョコビッチは錦織とともに今大会の台風の目になります。2回戦でフェレール、3回戦でアグート、4回戦でディミトロフというドローはジョコビッチにとってもしんどいところですが、それ以上に早いラウンドでジョコビッチと当たってしまう相手の方が不運というべきかも知れません。僕の予想するベスト4はナダル、デル・ポトロ、ジョコビッチ、錦織です。ズベレフはグランドスラムに弱いので、錦織に当たる前に足元をすくわれる可能性もあると思っています。怖いのは4回戦で当たる第23シードに控えているワウリンカでしょう。

 ちなみに今年不振が続いている杉田祐一は1回戦はセバジョスなので、勝ち上がる可能性はあります。勝てば次は第9シードのイズナーですが、これもクレーが得意な選手ではないだけに、杉田の得意の粘りのプレーが出せれば勝機がないわけではありません。西岡良仁は初戦で第30シードのベルダスコ。クレーでは強敵のベテランです。健闘を期待するのみです。


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