幹事クリタのコーカイ日誌2018

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5月21日 ● 後手後手に回る日大。

 日大アメフト部の悪質タックル問題ですが、いつまで経っても収束しません。すべては日大の対応がまずく後手後手に回っているからです。ようやく逃げ回っていた内田監督が関学大に謝罪に赴いたものの、監督を辞めることを表明しただけで、きちんとした真相を語らずにうやむやにしてしまっただけに、火消しどころかますます騒動に火がついた格好になってしまいました。

 日大は監督を辞めさせたんだからこれでもう騒動は終わりだと思ったのでしょうか?一番大事なことは監督の首ではなく、なぜこんなことが起きたのかの真相究明であり、それがハッキリしない限りは今後の対応も考えられず、事件がまた起きる可能性があり、ひいてはアメフト自体が危険でスポーツマンシップの欠片もないスポーツであるという烙印を押されるわけです。

 アメフト関係者はそういうイメージを作りたくないから真相究明を言ってるわけで、それを誤魔化そうとしている日大側の責任はかなり重いと言わざるを得ません。内田監督は監督を辞めても日大のナンバー2の座である常務理事は辞めないと言っており、それでは責任を取ったとすら言えません。きちんと自分の指示で行ったことであり、それを認めた上で大学から身を引くのが筋というものです。

 一連の動向から日大には自浄作用がないと世間は見ていますし、だからこそ第三者機関による調査を求められたり、また被害を受けた選手側から警察に被害届を出されることになってしまいました。どんどん傷口は広がっていきます。最初に監督が自分の指示でやったと率直に認めて、潔く謝罪して監督を辞めていればここまでの騒ぎにならなかったことでしょう。そもそも大学が表に立たずに個人が出ていることにも違和感を感じます。全てが後手に回ったために日大とアメフト界が被るイメージダウンははかりしれません。


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