幹事クリタのコーカイ日誌2018

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5月19日 ● 錦織のカムバック具合。

 テニスツアーはクレーシーズン真っ盛りです。クレーのマスターズ1000大会がモンテカルロ、マドリード、そして現在行われているローマと3大会。そしてこれが終わるといよいよクレーシーズンの総仕上げとなる全仏オープンになります。

 手首の故障から今年ツアーに復帰した錦織も北米のハードコートシーズンはまだイマイチという感じで終わってしまいましたが、クレーシーズンに入っていよいよギアを全開にしてきました。モンテカルロではノーシードながら準優勝。マドリードは初戦敗退ながらもローマではベスト8まで勝ち進みました。

 その間にズベレフやディミトロフなどのトップ10選手を次々と破っていて、ランキングこそまだ下位ながらも順調に復帰できていることがわかります。ただ問題は相変わらず4強には弱いことで、モンテカルロでナダルに、そしてマドリードと昨日のローマではジョコビッチに負けてしまいました。4強も今やかつての4強ではないのですが、どうにも錦織は彼らとの相性が悪いようです。

 とは言え、ジョコビッチとの3時間に及び試合はかなり激しい打ち合いでしたが、錦織が最後まで手首の様子を気にしていなかったことには安心しました。勝てはしなかったものの試合内容は良かったですし、全仏に向けて順調な仕上がりだと言ってもいいと思います。

 それに錦織にとって一番得意なのはウィンブルドンが終わってからのハードコートシーズン。ピークをもっていくとしたら当然全米オープンですから、それまでは怪我が再発しないように万全の注意を払っていくことが大切です。なにせグランドスラムは5セットマッチで体力が必要です。錦織の敵は相手よりも自分の体調であることが多いので、くれぐれも気をつけてほしいです。


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