幹事クリタのコーカイ日誌2018 |
5月17日 ● 西城秀樹は青春だった。 西城秀樹が亡くなりました。63歳。1970年代を代表する歌手、アイドルとして傑出した存在感を示していた人でした。野口五郎、郷ひろみとともに「新御三家」と呼ばれていましたが、演歌出身の五郎、ジャニーズのひろみに対して、ロックテイストの秀樹がもっとも男子受けしたのは言うまでもありません。 僕も中学生の頃はよく掃除の時間に箒をマイク代わりに「薔薇の鎖」や「傷だらけのローラ」、「激しい恋」などをシャウトしていたものです。高校生になって世良公則が登場するまで、西城秀樹がもっとも影響を受けたボーカリストかも知れません。 また当時は新御三家と中三トリオ(森昌子、桜田淳子、山口百恵)が一緒に「明星」や「平凡」の表紙を飾ったりもしていましたが、演歌の昌子は五郎、アイドルの淳子はひろみと対になりやすいので、僕が好きな百恵は秀樹との組み合わせになりがちでしたから、余計に秀樹は気になる存在でした。 「ザ・ベストテン」でも秀樹は常にトップシンガーとして君臨していました。今でも「YOUNG MAN」の時に叩きだした「9999点」の衝撃は鮮明に覚えています。「ルビーの指輪」の12週連続1位とともに不滅の大記録という印象で、金田の400勝、王の868本と同レベルの驚きでした。 僕の青春時代の終わりとともに秀樹もヒット歌手としては一線から遠ざかっていきましたが、まさに青春時代をともに駆け抜けたスターです。ご冥福をお祈りいたします。 |