幹事クリタのコーカイ日誌2018

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5月14日 ● 依存症の自覚。

 昨日Amazonの「ほしい物リスト」の話を書いて、一瞬「あれ、自分は買い物依存なのか?」と思いましたが、どう考えてもそんなことはなく、単に金がないので買い物したくてもできないというだけの話だなと思い直しました。そもそも依存症なら「ほしい物リスト」なんかに細々と入れてないで、さっさと買っています。

 山口達也の件を引き合いに出すまでもなく、依存症というのはなかなか厄介なものです。彼はアルコール依存だと公式には認めていませんが、報道されている内容を見ればほぼ間違いないようです。ジャニーズ事務所がスポンサーのことを考えてアルコール依存を認めていないだけだと思われます。

 日本では酔っ払いに関して欧米より甘いとよく言われます。「酒のせい」にしておけば、かなりの迷惑をかけても大目に見てもらえます。反面、酒に酔うのは自己責任であり、「アルコール依存」も「意思の弱さ」で片づけられているような気がします。依存症というのは病気であって、自分ではどうにもならないから困るのに、それを本人の意思のせいにしていたら、いつまで経っても解決しません。

 アルコールに限らず、タバコやギャンブルなども依存する人が多く、またこれらは薬物と違って簡単に入手でき、周りも「法に触れているわけではない」と甘く見ているから病気が治りません。セックス依存などはそもそも行為自体が「秘め事」とされているのでわかりにくいですし、「恋愛」という隠れ蓑を着せられているので、ますます周りも指摘しにくく、本人も自覚がありません。

 最近怖いなぁと思うのはスマホ依存です。地下鉄などで周りの多くの人がスマホを見ていますが、若者だけではなく中年でもずっとゲームをしている人やSNSを見ている人がたくさんいます。スマホゲームは従来の家庭用ゲーム機よりも手軽に常時プレイできるだけに依存性も高いし、ゲームを作っている方も「はまる」ように工夫を凝らしています。そう思って眺めていると、みんなゲーム依存やSNS依存に見えてくるので恐ろしいです。

 もっともそういう意味では僕も「テニス依存」のところがないとは言えません。なにかに熱中しやすい、はまりやすいという自覚がある人は、時々立ち止まって客観的に自分を見つめ直す必要があるのかも知れません。その自覚すらないのが一番怖いですけど。


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