幹事クリタのコーカイ日誌2018

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5月11日 ● 左右バラバラを統一したい。

 左と右を統一、と言っても政治の話ではありません。ピアノの話です。ご存知のようにピアノというのは左右の手で別の動きをすることがほとんどです。違うメロディ、違うリズムを左手と右手で同時に弾かなければなりません。恐らく子どもの頃からピアノを弾いている人はこれが自然にできるようになっているのだろうと思いますが、大人になってから、それも五十路に突入してからピアノを始めた僕には無茶苦茶難易度の高い作業です。

 今回の「涙のリクエスト」もそうですが、右手はずっとボーカルが歌うメロディを弾いています。そして左手は伴奏。本来はバンドの曲ですから、左手で弾いているのはベースやドラムの刻んでいるリズムとコーラスのハーモニー部分も一部担当しています。そう、チェッカーズはボーカルが3人いますから、コーラスも加わってより面倒、いや、複雑になってしまいます。

 もちろん初級者用の楽譜なので、そうは言ってもまだかなりシンプルにはなっています。右手も単音で弾いているところが大半ですし、左手のリズムや和音もそれほど複雑ではありません。ただそれでも全然違うリズムなので、左右で全く違う音楽を鳴らしていることには変わりありません。この脳内ステレオをひとつに合わせるのが一番苦労するところです。

 まず右手だけ、左手だけを練習して、次にゆっくりと両手で弾くわけですが、カウントをしっかり数えながら弾いても、つい右手につられて左手が動いてしまったり、その逆もあったりで、きちんと左右を分けて指を動かすことができません。これまでどの曲を練習しても、この左右別々の動きを同時にするというところがいつも最大の難関でした。

 ただ繰り返し愚直に練習すればいつかできるようにはなります。やっているうちに左右別々に弾きながらも、ひとつの曲になっていく過程がピアノの練習の醍醐味と言ってもいいくらいです。気がつけば自然にできるようになっているのですから、練習は偉大です。まあ7年近くもやっていて、まだこんなレベルの低いことを言っているあたり、遅すぎるスタートならではですが、こんなレベルの低い生徒にずっと付き合ってくれているMちゃん先生にはいつも感謝しています。


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