幹事クリタのコーカイ日誌2018

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5月6日 ● 掴んだら放すな。

 世の中は諸行無常。この手に掴んだと思ったのに、いつの間にか手の中からこぼれ落ちるように消えていってしまうものがあります。例えばそれは恋愛であったり、成功であったり、幸せであったり。ずっと放さずに掴んでおこうと思っていても、するすると離れていってしまうのです。

 そしてまたしがみついて逃がさないように必死になっていると、それは執着となってしまい、結局元のカタチとは違うものに変わってしまうこともあります。恋愛だと信じ込んでいたのに、いつの間にかストーカー行為に変わり、望んでいたものとは全く違ってしまっているのに、それを直視しないでいるのは悲惨です。過去にとらわれてしまってはいけません。

 と言うことで、話はいきなりテニスになるんですが、テニスの技術というのも掴んだと思ったらまた離れていくものです。自転車や水泳は一度できるようになると体が覚えていて、いくつになっても大丈夫と言いますが、テニスの技術というのはどうもそうじゃないみたいで、できるようになったはずのことが、幻だったのかと思うくらいにできなくなりますし、無理やり続けていたら、何だか本来とは全然違う我流のものになってしまっていたり。

 加齢による筋力、体力の衰えだったり、練習不足によってできなくなることもあります。そうじゃなくて、ようやくコツを掴んでできるようになったと思ったのに、それが単なる錯覚だったのかと思うような「元の木阿弥」状態になることもしばしばです。恐らくそれは「掴んだ」ということと「身につけた」の間に距離があるんでしょう。だから離れていってしまうのです。

 要は半年以上も取り組んでいるサービスの話なんですけど、せっかく掴んだかなと思っても、ほんのちょっとしたことですぐにわからなくなってしまうことがあります。この連休中にたくさんテニスをしたので、今日のテニスでは良い感じでサービスが打てました。今度こそこの感覚を忘れないように、掴んだら放さないようにしなくてはと思っているのですが、過去に何回も逃がしてしまっているので、自分でも自信がありません。


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