幹事クリタのコーカイ日誌2018

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4月8日 ● 練習を超える本番がある。

 今日は音楽教室の発表会でした。サックスを習い始めて9年、ピアノを習い始めて7年、通算で20回目の発表会になります。過去19回の発表会は死屍累々というと少々大げさですが、いつも緊張のせいで練習通りの演奏ができないことが多く、きちんと練習通りに演奏できたことなど19回26曲のうち本当に片手で足りるほどしかありません。

 今回こそ練習通りにできるようにと、練習もしっかり時間をかけてやりましたし、それ以上にメンタルを強く持とうとセルフマインドコントロールをして臨みました。20回目ともなれば「やればできる子」だと言い聞かせてステージ上がることくらいできるはずです。

 まず先にサックス。今回選んだ「銀河鉄道999」の難しいところは、ところどころに入ってくる臨時記号、つまり急に音がフラットするところに惑わされないようにすることと、裏で入ったり表で入ったりするリズムの変化、そしてサビでの音の大きなジャンプ。とにかく高音部で展開し続ける曲なので、常に息をしっかり吸って吐いて、さらに切れの良いタンギングも求められます。

 結果から言うと、なかなか上手くいけました。細かい、観客にはほとんど気づかれないほどのミスはいくつかありましたが、大きな間違いはなく、むしろ練習よりもタンギングも切れがよく疾走感は出せたのではないかと思うくらいでした。要はサックスらしく吹けたという手応えがありました。これまでの発表会での演奏と比べてもトップクラスの出来でした。

 ピアノの弾き語りでチャレンジする「JAM」の難しいところはスイングなのでリズムに上手く乗っていくことが課題です。歌だけ、もしくはピアノだけなら何とかなっても、弾き語りとなるとリズムに乗るのが急に難しくなります。それと最初はオルガンのソロから入りますが、最後はピアノでの後奏を弾かなければなりません。電子ピアノを歌の終わり、後奏に入る直前に歌いながら音色の切り替えする作業が必要です。

 こちらも結果から言えば本当に上手くいきました。演奏は途中で少々怪しくなったところが1小節ほどだけありましたが、後は完璧にできました。オルガンからピアノへの切り替えで慎重になりすぎて、歌の最後の「あぁ〜」というところだけ歌い損ねましたが、それ以外はまず練習通り。と言うか、こちらも練習以上にノリよく歌うことができたと思います。

 練習をしっかりした上での本番では、本番ならではの高揚感がレベルを練習以上に引き上げてくれることがあるみたいです。技術的には練習以上はありませんが、表現部分で練習を超えるものが出たようです。20回目にしてようやく満足できる90点オーバーの発表会となりました。先月で辞めてしまったピアノのMちゃん先生に生で聴かせられずに残念です。


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