ピアノのレッスンに通い始めて６年半が過ぎました。週に平均２回レッスンに通って、ほぼ毎日練習もしている割にはなかなか上達しないのは、やはり才能がないせいと年齢によるものでしょう。きっと子どもならもっとガンガン上達していくんだろうなと思います。

　で、６年半の間、根気よく教えてくれているＭちゃん先生が今月いっぱいで辞めることになりました。彼女が音大を出て新卒で教え始めて以来、ずっと習っているので、僕にとってＭちゃん先生は娘のような年齢ながら「ピアノの母」的存在です。教え方も人間性も成長してきたところなのに、いま辞めることは心底残念でなりません。

　そしてＭちゃん先生が辞めるだけでもショックなのに、音楽教室が５月から大幅にレッスン料を値上げをすることも通知されています。これまで週２回だったのが月に４回になって、レッスン料は500円アップ。もし月８回コースならレッスン料はこれまでの倍というのだから、どちらにしてもとんでもない高騰ぶりです。

　このダブルパンチで音楽教室を辞める生徒が続出しているそうです。そりゃそうでしょう。余りにもひどい仕打ちです。さらに驚いたことに、Ｍちゃん先生の後任が未だに決まっていないのです。彼女が辞めることは半年前に上に伝えられていたのに、それで後任が見つからないとは。普通の会社ではあり得ません。

　来月から我々は休講するか、それとも別の先生に変わるかを選択させられています。とは言え、休講するとレッスン室も使えなくなるそうですし、別の先生に変わると生徒数が飽和状態になるのであまりレッスンに入れなくなるそうで、どちらにしても今より明らかにサービスダウンです。そこにもってきて料金の大幅アップなのですから、ますます生徒は辞めていきます。

　僕は４月に発表会がありますから、今月で辞めるつもりはさすがにありませんが、発表会が終わる来月以降は様子を見て判断するつもりです。後任の先生がどういう人が来るのかもわかりませんし、そもそもいつ来るのかもわからないのですから、現状では判断のしようがありません。ピアノ自体はまだまだ続けたいと思っていますが、現在の音楽教室ではレッスンが受けられない以上、他の形を探すしかないようです。