幹事クリタのコーカイ日誌2018

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3月8日 ● 孤独が死因。

 聞きかじりの話ですが、最近の研究では「孤独」が肥満や喫煙よりも死のリスクが高いということがわかったそうです。いや、ちゃんとネットで調べればどこかに記事くらい載っているんでしょうが、個人的には調べなくても直感的に「そうだろうなぁ」と納得しているので、そのまま話を続けますが、よく健康リスクを高める要因として槍玉にあがる喫煙とかアルコールとか肥満よりも孤独の方が危ないとは。「孤独死」は孤独だから死んでるのかも知れません。

 人間は社会的生物であって集団からはぐれるとリスクが高まるというのは、物理的な側面だけではなく精神的にもそうなんでしょう。もしくは「孤独」がもっともストレス要因となって体を蝕むということが言えるのかも。「おひとりさま」市場を取り込もうとして、独りで生きることを賛美するような風潮は、日本社会をますます人口減に追い込むことになりそうです。

 じゃあ孤独にならないためにはどうするのか?家族で暮らすというのはもちろんベーシックなプランですが、若くて元気なうちは家族もそろっていますが、年を取るにつれてみんな離れていって独居老人になってしまうのですから、実は高齢者になってからは有効ではない気がします。連れ合いに先立たれてから再婚するのはかなりハードルも高いですし。

 友達を作ると言っても、じゃあどうやって作るのか?趣味の仲間とか学生時代の同窓生とか、まあそのあたりが定番ですが、趣味とか同窓会とかの「目的」がないと集まれないのがウィークポイント。趣味ができなくなったら友達もやめることになってしまいます。

 だから一番良いのは「茶飲み友達」。目的なんかないけど、何となく集まって、ただただワイワイと歓談をする。これができれば楽ちんです。ただ女性は少女の頃からおばあちゃんになるまで、ずっと喋っていられますが、男は年を取れば取るほどお喋りが苦手になっていく傾向があります。学生時代なら下らない話をしてずっとダベっていられたのに、中高年男性はプライドばかり高くなって、なかなかそうはいきません。なんでしょうね、あれは?

 かくして男は職場を離れてガクンと老け込み、奥さんに逃げられるか先立たれて絶望して死んでしまうのです。まあ孤独のまま下手に長生きするのも辛いですし、早々に死ぬのも悪くないかも知れません。僕もテニスができなくなったら先は長くないと覚悟しておくことにします。


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