幹事クリタのコーカイ日誌2018

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2月20日 ● フェデラー世界1位返り咲き。

 ロジャー・フェデラーはあらゆるテニス界の記録を塗り替えていきますが、今回はまたその中でもかなり特筆すべき大記録を打ち立てました。ロッテルダムの大会で優勝、ランキング世界1位に返り咲いたのです。アガシを抜いて最年長1位と言うだけでも凄いのに、5年106日ぶりの返り咲きというのも最長ブランク記録、また初1位から足かけ14年というのも最長記録です。当然自身の持つ1位在位期間も更新していくことになります。

 フェデラーは1年前の全豪では第17シードでした。いくらフェデラーと言えども、ここまで落ちてはランキング1位の返り咲きもグランドスラムタイトル獲得も、もう無理だろうと。今後は徐々にランキングを落として、どのタイミングで引退を表明するのかと考えられていました。

 ところが彼はその全豪で優勝、さらにウィンブルドンも優勝、そして今年の全豪も勝ってわずか1年の間に3つのグランドスラムタイトルを獲得してしまったのです。全仏はスキップしたので、全米以外の4大会で3勝です。獲得したグランドスラムタイトルは20個まで伸ばしました。そりゃ1位にも返り咲こうというものです。36歳とはとても信じられない圧倒的な強さです。

 ロッテルダムの優勝で通算優勝回数も97になりました。残り3つで100個目のタイトルです。うまくすれば今年のウィンブルドンで達成できるかも知れません。優勝回数ではコナーズが109という大記録を持っていますが、それにどこまでフェデラーが迫れるのか。それはもうフェデラーのモチベーション次第という気がします。このまま現役を続けていれば40歳くらいまで強いままでいられそうですから。


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