幹事クリタのコーカイ日誌2018

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2月18日 ● 小平奈緒悲願の金。

 昨日の羽生の金メダルに続き、今度はスピードスケート500mで小平奈緒が見事に金メダルを獲得しました。しかも36秒94という五輪新記録。2位の李相花に約0秒4もの大差をつけたぶっちぎりの速さでした。

 小平は2016年10月からこの種目では負けなしの24連勝中だったので、大会前から金メダルの最有力候補と言われていました。しかし今大会での日本選手は惜しくも銀メダルという結果が続いていて、小平自身も1000mで銀メダルに終わっていただけに、勝負に絶対はないという不安はありました。

 しかし昨日の羽生の金メダルで日本選手団の悪い流れは断ち切られました。小平は最初の100mを10秒2台で入ったので、その時点で勝利は確実と思いましたが、さすがに36秒台をマークしたのには驚きました。小平の次の組に滑った李にしてみればこのタイムはかなりのプレッシャーだったことでしょう。そうでなくても李は母国開催という重圧と戦っているようでしたから。

 競技が終わった後に小平と李が抱き合ってお互いの健闘を讃えあっていたのも美しい姿でした。今大会は政治が五輪に持ち込まれて何ともキナ臭いスッキリしない部分もありましたが、やはりアスリート同士がお互いにリスペクトしている姿は見ていても気持ちが良いものです。

 これで日本のメダルは10個となり冬季五輪で過去最多の長野に並びました。金メダルの数では長野に劣りますが地元開催ではないだけに立派なものです。まだ女子の団体追い抜きなどメダル獲得が有望視される競技が残っているだけに、恐らく過去最多記録を更新することでしょう。残り期間も楽しみに観戦したいと思います。


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