平昌冬季五輪が開幕しました。開会式の前に早くもフィギュアスケートの団体戦が始まっていたりしますが、まずは無事に開幕したことは良かったと思います。聖火リレーの最後はキムヨナに違いないと思って開会式を見ていたら、案の定最後に出てきました。わざわざ聖火台の下にリンクまで作るとは驚きましたが、その割に点火の演出は無骨でセンスがなかったと思います。

　今回の開会式の演出は「平和」「融和」一点張りでした。お願いして作った北朝鮮との合同チームということで韓国側の配慮というか、譲歩というか、ちょっと北に対して下手に出過ぎではないかという感じがしますが、それが文大統領の本質だから仕方ないのでしょう。韓国国民はあれで本当に納得しているのかなと疑問に感じました。

　「イマジン」を歌うのも２羽のハトが１羽に融合するのもアイスホッケーの南北の選手が揃って聖火リレーをするのも、昔なら素直に受け止められましたが、今は政治的配慮、南北の思惑というものが裏側に透けて見えてきてしまって、とても単純に「ああ、良かったね」とは思えません。

　とりあえず北の選手が平昌にいる間は金正恩もミサイルを発射したりテロを起こしたりはしないでしょうが、さて五輪が閉幕したらどうなるのか？一気に緊張が走り本格的に開戦間近の雰囲気に突入するのではないかと心配になります。もちろん、大会期間中は競技を楽しみたいと思っていますけど。