乃木坂46の初代センターでグループでもトップクラスの知名度を誇る生駒里奈が卒業を発表しました。卒業時期は未定ですが、ここのところ卒業が目立つ乃木坂46の中でも生駒の卒業は大きなニュースでしょう。やはり初期からずっと売れていない乃木坂を牽引してきたメンバーだけにその功績は大きいです。

　AKB48グループの卒業生は前田敦子、大島優子、松井玲奈、島崎遥香、川栄李奈らがドラマや映画、CMに順調に出演を重ねていますし、高橋みなみや小島陽菜、篠田麻里子らもいろいろな媒体に出ています。舞台をメインで活動している秋元才加、宮澤佐江らもいます。それに比べて乃木坂の卒業生は未だに誰も芸能界で活躍していないといっても良いくらいです。もちろん卒業生のボリュームが全然違うのですから仕方ありませんが、今後卒業生が次々と出てくるであろう乃木坂において生駒が卒業後にどういう活動をするかは、後に続くメンバーにとっても気になるところでしょう。

　生駒は知名度だけならAKBの卒業生と遜色ありません。これまでもすでにいくつもバラエティに出演してきて、明るいキャラクターと反応の良さでそれなりに活躍もしてきました。基本的にはバラエティ向きだとは思いますが、女優と違ってバラエティタレントのアイドル枠は少なく、ライバルは数多いのでチャンスは多くありません。小島瑠璃子、指原莉乃が天下を取っている現状を覆すのは至難の業です。なのでドラマ、映画、舞台と活動の幅が広い女優も視野に入れているかも知れません。

　大事なのは所属事務所です。AKBの場合は卒業前からそれぞれ事務所に所属して活動してきていますが、乃木坂はメンバー全員が同じ乃木坂46合同会社の所属です。生駒が卒業までにどこの事務所に入るのか決まるのでしょうが、大手かどうか、そして女優に強い事務所かバラエティに強い事務所かでも活動の方向が変わりそうです。AKBの卒業生でも川栄などはエイベックスに入ったからこそ今の活躍があると思いますので、生駒がどこに所属するかも注目です。