幹事クリタのコーカイ日誌2018

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1月21日 ● 張本最年少Vと伊藤3冠。

 卓球の全日本選手権が終わりました。男子シングルスは14歳の張本智和がV10を狙う水谷隼を決勝で圧倒して初優勝。水谷の持つ最年少優勝記録も大幅に更新しました。水谷が試合後に「中国の選手と同じくらいのレベル。彼が100%の力だったら何回やっても勝てない」と言うほどに張本の成長は著しく、もはやこれで日本のエースは水谷から張本に交代という印象です。今後は張本がどこまで順調に実力を伸ばしていけるか、そして中国選手に勝ち世界一になれるかが注目点になります。

 女子は伊藤美誠が平野美宇との同級生「みうみま」対決を制して初優勝しました。しかも女子ダブルス、混合ダブルスと合わせた3冠達成で、これは石川佳純以来、史上3人目の快挙となりました。リオ五輪以後、平野の躍進の陰に隠れがちだった伊藤ですが、これでまたライバル平野に追いつき、いよいよこの2人が日本女子卓球を背負うことになります。

 石川は準決勝で伊藤に敗れました。昨年は決勝で平野に敗れていて、水谷に続き女子もエース交代を印象づけてしまいました。ただ28歳の水谷と違って石川はまだ24歳。東京五輪までは現役で伊藤や平野と切磋琢磨しながらともに日本卓球を背負ってくれるだろうと思いますから、これで挫けずチャレンジをしていってほしいと願っています。

 テニス界でも西岡良仁や大坂なおみといった次世代が躍進していますが、卓球界はそれ以上に世代交代が急激に進んでいます。昔に比べて人気も注目度も上がってきているので、今後も新しい才能が次々と育ってくる可能性が十分。楽しみなことになってきました。


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