幹事クリタのコーカイ日誌2018

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1月15日 ● 杉田と西岡の金星。

 全豪オープン初日、いきなり日本男子の2人がやってくれました。杉田祐一は第8シードのジャック・ソックを、西岡良仁は第27シードのフィリップ・コールシュライバーをそれぞれ破って2回戦に進出したのです。

 まず杉田です。ソックには過去にも対戦して勝っているので、もちろんこの勝利の可能性は十分あると思っていました。ただソックも昨年後半調子がよく、ランキングも一気に上げてトップ10入りしています。強敵であることは間違いありませんが、杉田は相性の良さを信じていたのでしょう。実に自信に満ちたテニスをしました。

 スコアは6-1、7-6(4)、5-7、6-3。1セット目を除けばスコア的には接戦ではありますが、内容は杉田が主導権を握っている時間が多く堂々たる勝利。金星と形容されますが、杉田としては内心「当然」と思っているのかも知れません。杉田の次の相手はイボ・カルロビッチ。この大ベテランのビッグサーバーをどう攻略するか、楽しみです。

 西岡は長期間にわたる休養明け初のグランドスラム。かつて58位まで上がったランキングも168位と大きく下げてはいますが、怪我をする前のパフォーマンスを取り戻せていれば活躍が期待できます。そういう意味ではベテラン34歳のコールシュライバーは絶好の試金石でした。

 西岡から6-3、2-6、6-0、1-6、6-2。フルセットでの勝利ですが、ゲームごとに流れがいったりきたりしています。西岡がまだ自分のテニスを取り戻しきってはいないせいなのかなと思いますが、休養明けというのは何より勝つことが大事ですから、そうやって少しずつ試合勘を取り戻していってほしいところです。才能は疑いようがない選手ですから。

 西岡の2回戦はアンドレアス・セッピ。33歳のこれまたベテランです。全豪とは相性が良い選手で昨年も4回戦まで進んでいます。これまた西岡の調子を見るにはちょうど良いレベルの相手です。セッピにも勝てるようなら西岡はもう本調子と言って良いでしょう。

 そして杉田と西岡がそれぞれ勝ち上がると3回戦で直接対決となります。もったいないとも言えるし、どちらかは4回戦に勝ち上がれるので楽しみとも言えます。しかも4回戦に勝ち上がれば、反対の山もシード選手が2人とも初戦敗退をしているので、準々決勝進出も見えてきます。大チャンスです。


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