幹事クリタのコーカイ日誌2017

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12月26日 ● 極私的ドラマアカデミー賞2017。

 毎年恒例の「極私的」ドラマアカデミー賞(昨年はこちら)。今年はいつにもましてドラマを見なかった1年だったので、多分企画自体が成り立っていない気はしますが、せっかく続けてきたのでとりあえずやってみます。

 まず作品賞のノミネートから。『おんな城主直虎』『貴族探偵』『監獄のお姫さま』『オトナ高校』。辛うじて4本は上げることができましたが、この中で最初から最後まで見たのは『貴族探偵』と『監獄のお姫さま』2本だけ。完走2作品は過去にも記憶にないほどの少なさです。この中から最優秀作品賞は『貴族探偵』で。視聴率は低く評価も大して高くなった作品ですが、個人的にはかなり面白かったです。原作があるのでストーリーもしっかりしていたし、細かい演出のこだわりと遊びが絶品でした。次点は相変わらずのクドカンワールドが全開の『監獄のお姫さま』で。

 続いて主演男優賞。堤真一(『スーパーサラリーマン左江内氏』)、相葉雅紀(『貴族探偵』)、三浦春馬(『オトナ高校』)。ノミネート3人の中で最優秀賞は三浦春馬で。これまで爽やかな二枚目ばかりを演じてきた三浦が、エリートなのに童貞という「こじらせ男子」を振り切った演技で見せたところを高く評価したいと思います。コメディセンスがこれほどあるとは思いませんでした。大河ドラマとは全くかけ離れた役柄を演じたところも評価したいと思います。次点は貴族には全く似合わないのに貴族ぶって微妙に笑わせてくれた相葉雅紀で。

 例年でもノミネートに足りない主演女優賞。柴咲コウ(『おんな城主直虎』)、武井咲(『貴族探偵』)、小泉今日子(『監獄のお姫さま』)とこちらも3人。面倒くさいおばちゃんを可愛らしく演じた小泉今日子も良かったのですが、実に魅力的な女探偵を演じた武井咲を最優秀賞にします。このドラマの名目上の主演は相葉でしたが、実質的な主演は武井でした。コメディエンヌとしても才能を開花させたのに、産休に入ったのは残念です。

 続いて助演男優賞。こちらはいつも多士済済です。高橋一生(『おんな城主直虎』)、松重豊(『貴族探偵』)、生瀬勝久(『貴族探偵』)、伊勢谷友介(『監獄のお姫さま』)、高橋克実(『オトナ高校』)。かなり迷いましたが最優秀賞は高橋一生で。役に恵まれたとは言え、やはりこれだけ人気を上げたのは本人の魅力だと思います。次点はおばちゃんに囲まれながら奮闘した伊勢谷友介で。

 助演女優賞も候補者が多いです。中山美穂(『貴族探偵』)、井川遥(『貴族探偵』)、管野美穂(『監獄のお姫さま』)、満島ひかり(『監獄のお姫さま』)、黒木メイサ(『オトナ高校』)。他にも候補はいましたが5人に絞るとこのメンバー。最優秀賞は満島ひかりです。演技には定評のある女優が揃った『監獄のお姫さま』のキャストの中でも、特にその存在感が際立っていました。次点は肉食系と噂される黒木メイサが処女を演じるというギャップの大きさで黒木に。

 恒例の「期待外れ賞」ですが、今年はありません。期待外れだったと言えるほどにもドラマを見ていないので。特別賞は『精霊の守り人』に。現在シーズン3を放送中ですが、まだ録画した分も全く見終わっていません。クオリティの高さはわかっているのですが、ドラマの密度が濃過ぎて気力と体力が充実していないとなかなか見られないので、とりあえず特別賞とさせていただきます。来年にはノミネートできるかと。


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