幹事クリタのコーカイ日誌2017

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12月25日 ● ロンリー・クリスマス。

 暦の上ではクリスマスでしたが、年々クリスマスとは縁遠くなってきました。子どもの頃はサンタのプレゼントを楽しみにしていたし(と言っても、幼稚園の時にはすでにサンタはいないと思っていましたが)、青年期には人並みにクリスマスパーティをしたり、デートをしたりもしていました。子どもが生まれてからはファミリークリスマスも楽しみました。

 しかし子どもたちも成人し、周りもクリスマスだからと騒ぐような年齢ではなくなってきて、プレゼントもケーキもパーティもディナーも消えました。「メリクリ」の挨拶さえ意識の外です。今年はクリスマスイブから妻と娘が横浜に1泊で出かけていたため(ゆずの20周年クリスマスライブでした)、文字通り家で「ロンリー・クリスマス」でした。別に寂しくないし、むしろ伸び伸びしていましたけど。

 ただ僕だけではなく、世の中も昔に比べてクリスマスに対して冷淡になっているような気がします。クリスマスのデコレーションもそれほど目立ちませんし、赤い帽子を被って酔っぱらっている人も見かけません。昔はクリスマスケーキの箱を抱えて家路につく人も多かったですが、それも見なかったし、デートしているカップルは確かにたくさんいましたが、以前のように邪魔だと思うほど盛り上がっているわけではなく、どちらかと言えばテンション低めに感じられました。

 交際していない独身男女が増えていると調査でも繰り返し言われていますし、恋人たちもお金のかかるクリスマスは控えてひっそりと楽しんでいるのもあるのでしょう。かつてのようにプレゼントに10万円、ディナーに5万円、ホテル代に5万円で一晩合計20万円というバブル期のようなクリスマスデートを楽しんでいるカップルはどれくらい生き残っているのか調べてほしいものです。

 ちなみに平野ノラの影響で最近バブル期の風俗を面白がって振り返ったりしているマスコミもありますが、ノラがやっているお立ち台でジュリセン振るのはバブルがはじけてからのもの。「ジュリアナ東京」のオープンは1991年春。よく言われるバブルっぽいものは大半が90年代のバブル崩壊後のものです。もっともバブル経済は90年にはじけても、バブル的な気分は93〜94年頃まで続いていましたから、あながち完全に間違いでもないですけど。


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