幹事クリタのコーカイ日誌2017

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11月13日 ● 岐路にたつ女優黄金世代。

 2006年10月にコーカイ日誌で「若手女優の「黄金世代」」というエントリーを書きました。当時ハタチ前後でドラマや映画で売れだしていた1985〜1988年生まれの長澤まさみ(現在30歳)、綾瀬はるか(32)、堀北真希(29)、上戸彩(32)、石原さとみ(30)、沢尻エリカ(31)、上野樹里(31)、宮崎あおい(31)、蒼井優(32)、井上真央(30)、松下奈緒(32)など10数人の若手女優たちがこれから10年間芸能界をメインで彩っていくだろうという内容でした。

 実際にそれから11年が経過した今振り返ると、彼女たちがいかに芸能界で華やかに活躍してきたかわかります。映画やドラマの主演をほとんど彼女たちが順番に回してきました。大河ドラマの主役(綾瀬、上野、宮崎、井上)や朝ドラの主役(堀北、石原、宮崎、井上、松下)も代わる代わる務めました。CMでも売れっ子、グラビアページにも数多く登場し、紅白の司会もやりました。まさに黄金世代に相応しい活躍ぶりの10年間でした。

 そんな彼女たちも早いもので30代になりました。恋愛ドラマの主役もまだできますが、さすがにいつまでもキラキラした役ばかりはやっていられません。プライベートでも結婚が続いているように、妻役、母親役も増えてきました。女優としてさらに主演を張り続けるのか、そろそろ脇に回るのか、もしくは堀北のようにすっぱりと引退してしまうのか、岐路に差し掛かっている年頃だと思います。

 ただ彼女たち黄金世代にとってラッキーなのは、次世代の若手女優があまり育っていないことです。当時はまだブレイクしていなかった新垣結衣(29)、北川景子(31)、杏(31)、満島ひかり(31)らも含めてまだ同世代で市場を独占できています。その下の世代となると波瑠(26)、高畑充希(26)、前田敦子(26)、武井咲(24)、有村架純(24)あたりの世代となりますが、トップランナーの武井はデキ婚でレースから一歩引いてしまったので、その座を脅かせるのは有村くらいでしょうか。世代交代するには何とも層が薄い印象です。

 さらに下では19歳の広瀬すずが圧倒的に同世代の中では猛威を振るっていますが、さすがに年齢が離れすぎていて黄金世代の競合にはなりません。黄金世代の後はどうしても谷間の世代になってしまうのがスポーツでも芸能でも同じで、広瀬すず世代が出揃うと本当の意味で世代交代が起きるのでしょうが、もう少し猶予がありそうです。


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