幹事クリタのコーカイ日誌2017

[ 前日翌日最新今月 ]

10月6日 ● 希望の党の首班指名はどうなる?

 小池百合子が再三にわたって総選挙への出馬はないと断言しています。ここまで言う以上は本当に出ないつもりでしょう。彼女はとにかく風を読んで勝負を仕掛けてきた政治家ですから、今回もあれこれ観測気球を打ち上げて様子を見て、これは都知事を放り出して国政に転じても批判を受けるばかりで自分に風は吹かないと判断したのでしょう。

 小池が出ないとなると希望の党も当初の予想ほどには議席を獲得できないと思います。とは言え、民進党の現職議員を大量公認したのですから自民党に次ぐ議席数は確保します。今のところ立憲民主党に風が吹いているように感じますが、とは言え頑張ってもせいぜい公明、共産と同レベルが限界でしょうから、野党第1党は希望の党です。さて、その時に誰に首班指名投票するのか。ここがポイントです。

 自民党が単独過半数を取れなかった場合、かつての細川連立政権のように、思わぬ人を担いで連立政権を狙うという可能性はあります。この場合、もちろん公明党がターゲットです。山口代表を担ぎ上げるかも知れません。自民党と公明党を切り離せれば政権交代が現実味を帯びます。都知事選で公明との連携ができたのですから可能性はゼロではありません。希望、維新、公明の連立政権に立憲民主や共産がどういう態度で臨むのか次第ですが政権交代が成立します。

 もうひとつの選択肢はなんと自民党との連立です。この場合は自民党大敗、安倍退陣が条件でしょう。自民党が大負けして自公連立でも過半数ギリギリとなり安倍が責任をとって退いて、代わりに石破茂とか野田聖子が自民党総裁になれば、小池は自民との連立を考えると思います。この場合は自民、公明、希望、維新の連立政権となりますから改憲勢力で3分の2も楽々クリアでしょう。

 もっとも民進党の分裂で自民公明で安定勢力を確保し、希望はあまり伸びない可能性も高いですから、そうなると出番がなくなります。その時は前原でも細野でも首班指名してお茶を濁すんでしょう。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」