幹事クリタのコーカイ日誌2017

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10月3日 ● 中日は清宮が必要か。

 ドラフト会議を前にして各球団が清宮と面談をしているそうです。一説には10球団が指名をするのではないかという話もありますが、今年は清宮以外に目玉となるような選手が乏しく、それで余計に清宮に人気が集中しているようです。

 確かに清宮は日本人のホームランバッターとして期待大ですし、なにより人気知名度とも抜群なのでチームの「顔」として集客力もあります。と言うか、むしろ人気目当ての方が多いでしょう。なぜなら単に「長打力のある一塁手」なんて、アメリカから引っ張ってくれば済むのですから。

 わが地元中日も清宮獲得を目指しているようですが、どうも清宮側の反応は芳しくないようです。そりゃそうです。僕が清宮の立場でも中日は「ない」と思います。マイナス材料が多すぎます。まず弱い。弱いのはフロントのせいであり、次に指導者のせいです。育成力もありません。近年高卒選手が誰もまともに育っていないのは清宮からすると大きなマイナスでしょう。

 さらに一塁にはビシエドというライバルがいます。お手本になるような長距離打者がいません。金がない上にケチです。施設もメニューも整っていません。地方球団ですし、早稲田閥でもありません。一体清宮にとって中日を選ぶ理由はどこにあるというのでしょう?普通に考えれば大谷、筒香、山田のような高卒長距離砲を育てたチームに行きたいと思います。

 中日も清宮を大打者に育てる自信なんかないでしょう。高橋周平も育てられない、その前には堂上もダメでした。そもそも万年Bクラスのチームは高卒の選手を我慢してレギュラーで使いながら育てるだけの余裕もないはず。だったら無理して清宮を指名する必要はないと思います。どうせメジャー志向の清宮は数年で出ていきます。それならば数少ないエース級の投手を指名した方がマシです。ピッチャーはいくらいても困りません。

 もっとも過去にも中日はそうやってドラフトの目玉選手の競合を回避してきました。今年も開けてみれば「そこそこ」の1位指名をしている可能性は大きいと思いますけどね。


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