幹事クリタのコーカイ日誌2017

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9月25日 ● 演奏する前の楽しみ。

 新しい曲を演奏する前に、まず楽譜を書かなければなりません。もちろん楽譜を書くといってもオリジナルを作曲しているわけではなく、発表会のために市販の楽譜を自分用にアレンジして書いているだけです。アルトサックスは移調楽器なのでピアノ譜やギター譜などから移調しないと吹けません。ピアノ弾き語りの場合は、自分の歌いやすい(そしてできたら弾きやすい)キーに変えたいので、これもまた移調した弾き語り用の楽譜を書くことになります。

 結構根を詰める面倒くさい作業ではありますが、音楽の勉強としてはかなり役に立っています。なにせオタマジャクシを1音ずつ五線譜に書き込んでいくことで、当然メロディーとリズムを確認することになりますし、聞いているだけではあまり意識しない休符も書き込むので「ああ、ここで8分休符があるんだ」などど気づくことができます。

 最初の頃はサッと読めなかった五線譜から上や下に飛び出している音も自分で書き込んでいるうちに随分と慣れてきました。またコードを書き込むことで、和音も覚えることができます。楽譜を書く作業は僕の音楽的基礎力をかなり高めてくれていると思います。

 3月のバンドによる発表会のために、いまはサックス、ピアノともバンドスコアを入手して、それを基にしてアルトサックス用の楽譜、ピアノ弾き語り用の楽譜を書いています。もちろん1回で完璧なものなどできず、書いては先生に見せて演奏してもらってチェック。高さが間違っていたり、リズムが間違っていたり、タイを書き落としていたり、音が抜けていたりするのを訂正していきます。

 現在どちらもほぼ完成に近づいてきました。ただ楽譜がいったん完成しても、今度はそれを自分で演奏しながら「もう少しこう変えた方がいいんじゃないか」ということを先生と相談しながら、さらにアレンジを加えていきます。自分の技術と相談しながらちょっとでもカッコよく演奏できるように仕上げていきます。

 曲の選択、楽譜探し、自分用の楽譜を書く、演奏しながらアレンジしていく、この過程が毎回楽しいのです。単に楽譜通りに演奏するだけではなく、それ以外のことも楽しめるようになってきて、ますます趣味としても深まってきたなぁと思っています。


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