セパ同日優勝なるか注目された今日の試合でしたが、広島はヤクルトに敗れてしまいましたが、ソフトバンクはあっさりと西武に勝って優勝を決めました。パ・リーグではもっとも早い日での優勝だそうで、それだけ今年のソフトバンクは強かったということです。

　なにせ戦力の充実ぶりが素晴らしいです。投打ともに主力は一流揃いで控えも層が厚く、他球団で十分にレギュラーを張れそうな選手たちがベンチに座っています。補強も育成も他球団を圧しているのですから、ある意味では勝って当たり前なのですが、そのプレッシャーを引き受ける工藤監督は大変でしょう。

　昨年は最大で11.5ゲーム差もあったのに、それを日本ハムにひっくり返されて優勝を逃したという悔しい思いがありました。今年は楽天とのマッチレースでしたが途中から楽天が失速しても決して手を緩めることがなかったのは、やはり昨年の痛い思いがあったからでしょう。

　特に今年ソフトバンクで素晴らしかったのは若手投手陣の成長ぶりでした。千賀、東浜、岩崎と工藤監督が投手出身だけに若いピッチャーを上手く育てたと思います。そして何と言っても抑えのサファテ。50を超えたセーブがどこまで伸びるのかわかりませんが、安定感が抜群でした。やはり絶対の抑え投手がいるチームは強いです。

　短期決戦のCSがどうなるかはわかりませんが、今年はやはりソフトバンクと広島との堂々たる王者同士の日本シリーズを見たいと思います。西日本に地域が偏るのは残念ですが、両チームともこれだけ強かったのですから。