幹事クリタのコーカイ日誌2017

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9月8日 ● そろそろ不倫叩きも飽きてこないか?

 以前にも書きましたが、とにかく週刊誌とワイドショーはいま不倫ばかり取り上げます。この2年近く、要はベッキーの「ゲス不倫」以来ですが、とにかく有名人の不倫ネタは鉄板ということになってしまったようで、次から次へと血祭りに上がっていると感じ。有名でさえあればタレントでも歌手でも俳優でも芸人でも作家でも政治家でも誰でも良いようで、さらにそれをネットで叩きまくって制裁を加えるという構図にはそろそろウンザリしてきました。

 山尾志桜里議員は今回の不倫騒動で民進党を離党しましたが、以前のやたらと多いガソリン代の申告などで「ガソリーヌ」と言われながらも平然と党に残ったのに、今回プライベートな不倫騒動で離党するというのは、政治家としてのけじめのつけ方がおかしいと僕は思います。どちらが本質的には重要な問題かは言うまでもありません。

 これは政治家に限りません。俳優だろうが芸人だろうが作家だろうが、本業と不倫は基本的に無関係で、しっかり本業を全うしてくれているのなら、他人がとやかく言うことではありません。不倫で傷つくのは何より家族、特に子どもです。他人にとってはゲスな好奇心を満たす格好のネタというだけなのですから、良識あるメディアなら世間を煽ってその家族をこれ以上傷つけることがないように配慮してほしいと思います。

 もちろん公人である議員の場合はより厳しく自らを律するというモラルは求められるとは思いますが、不倫は法律に違反しているわけではないのですから、どこまでも追い込んでOKというわけではありません。恋愛というのは個人の心の動きですから、いくらモラルを持ち出してもどうしようもない時もあります。自らの嗜虐趣味が満たされるからと執拗なまでに叩きまくる方がむしろ醜く感じます。

 まあ不倫ネタは視聴率も稼げるし雑誌も売れるから仕方ないのでしょうが、「文春砲」もネタを出し過ぎてそろそろ飽きられてくるんじゃないでしょうかね。むしろそういう世の中であることを祈りたいと思います。


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