幹事クリタのコーカイ日誌2017

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9月7日 ● 腰が曲がってもテニス。

 昨夜のテニスの時に、隣の隣のコートでテニスをしていたご婦人に思わず目が釘付けになりました。僕だけではなく一緒にテニスしていた山本プロや他のメンバーも「おおっ!」となったのですが、その方は腰が90度近くまで曲がっているかなり高齢の女性だったのです。

 もちろん最近の人生の諸先輩方はお元気ですから、70代どころか80代と思われる年配の方がテニスをしていることも珍しくはありませんが、さすがにそこまで腰が曲がった人がテニスをプレーしているのを見るのは初めてでした。しかもその女性、結構お上手なのです。ボレーをキレイに面を合わせて返していて、恐らく若い頃からちゃんとプレーされていた方だろうなと推察されました。

 さすがに走るどころか歩くのもゆっくりで、ボールが自分のラケットの届くところに飛んでこないと返せないのですが、一緒にテニスされている人もそのあたりは心得ていて、ちゃんと狙ってボールを打っていました。階段の上り下りもできず身障者用のエレベーターを使ってクラブハウスに戻っていかれましたが、そんな状態でもコートに立つという気概、もしくは「テニスバカ」ぶりに改めて自分も年齢のことをゴチャゴチャ言うにはまだ早いなと反省しました。

 もう20年くらい前になりますが、リゾートテニス大会に出た時に年配の方ばかりのチームと対戦したことがあって、相手ペアのお1人は最年長の86歳でした。もちろん強打をせずに届かないところにボールを散らしていたのですが、ロブを上げたら86歳が走って追いかけたのを見て、転んだらどうしようと打ったこちらがハラハラとしてしまいました。幸い無事に試合は終わりましたが、あの時も80代でも試合に出るなんて素晴らしいと感動しましたが、昨日の腰の曲がったご婦人も負けず劣らず素晴らしいと思います。

 僕は70歳まではテニスするつもりですし、運が良ければ75歳くらいまでは何とかコートに立ちたいなと思っていますが、さすがに80代でテニスする未来は見えていません。と言うか、父が74歳で死んでいるので、自分の寿命もせいぜい80歳くらいまでかなと考えています。でも腰が曲がってもテニスできるという実例を見せてもらったので、走れなくても飛べなくても、歩ける間はコートに立てると良いなと思った夜でした。


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