幹事クリタのコーカイ日誌2017

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7月25日 ● ブサイクサービス。

 テニス雑誌「スマッシュ」の今月の巻頭企画が「“ブサイク”サービスから卒業しよう!」です。これはテニスをしているアマチュアなら多くの人が「ドキッ」とするワードかも知れません。サービスに限らずテニスプレーのフォームというのは、本人が頭の中でイメージしている姿と、実際の姿の落差が激しいもので、大抵写真や動画を撮るとガッカリします。

 僕もテニス歴はもう40年近くになるわけですが、それだけ長くやっていれば変な癖がすっかり身についてしまっていて、自分のプレーしている写真や動画は目をそむけたくなうようなものばかりです。日頃山本麻友美プロの美しいフォームを身近で見慣れているだけに、自分のフォームのカッコ悪さが余計にショックです。

 さらにテニスの難しいところは、フォームが美しい人が必ずしも強いとは限らないことで、特にアマチュアには本当に珍妙なフォームで打つくせに妙に強い人がたくさんいます。フォームの美醜は本人には見えませんが、勝った負けたは誰にでも一目瞭然ですから、勝てば勝つほど変なフォームでも自信を持ってしまいます。負けても良いから美しいフォームで打ちたいという人も中にはいるでしょうが、多くの場合やはり勝ちたいので、あれこれ苦心している間に、どんどん癖が強くなりがちなのです。

 ただ本来的にはスマッシュの特集にもあるように、理に叶ったスムーズで美しいフォームで打てば、スピードもコントロールも良くなるはずだし、何より怪我をしにくくなるはず。と言うことで、僕も1ヶ月ほど前からサービスのフォーム改良に取り組んでいます。具体的には「体の開きを抑える」ということに取り組んでいますが、意外に簡単に効果が出ているようで、最近サービスでのポイント獲得率が上がっています。まだ改良途中ではありますが、スマッシュを読んでも方向性は間違っていないようですし、このまま改良を続けていく予定です。

 もっとも、過去にも何回もサービスの改良は繰り返し試みてきていて、そのたびにある程度の手応えはあったのですが、なぜか気がつくとまた元のフォームに戻ってしまっています。それほど一度身についてしまった癖は強力でなかなか変えられません。今回の改良が本当に成功するか、もしくは元の木阿弥になってしまうかは、少なくとも1年くらい様子を見る必要があると自分でも覚悟しています。


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