幹事クリタのコーカイ日誌2017

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6月25日 ● 田島登板は采配ミス。

 ようやく波に乗ってきた中日は今日巨人を3タテできるはずでした。ドラ1ルーキーの柳が好投し、その後は岩瀬、そして又吉とつないで9回裏3-2とリード。僕は8回に2球しか投げなかった又吉を続投させると思いました。いまの中日でもっとも信頼できる投手は又吉です。先発と救援の両方でフル回転させられていますが、文句も言わずによく投げています。たった2球で降板させてはもったいないし、なにせ1点差ですから万一の延長に備えて良い投手は残しておかなければなりません。

 ところが9回のマウンドに上がったのは田島でした。クローザーの田島が最後に登場するのは確かに普通なら定石ではありますが、こと東京ドームは田島にとって鬼門です。昨年9月に1点リードの9回に逆転サヨナラ2ランホームランを浴び、さらにその5日後にも同点の10回にサヨナラ満塁ホームランを浴びています。そして今年の4月に阿部に逆転サヨナラ3ランを浴びました。東京ドームで投げるたびにサヨナラホームランを打たれているのです。

 そして一昨日も1点差の9回に登板して2死一、二塁のピンチを招きました。この時は左の亀井が代打で登場したので岩瀬がリリーフして事なきを得ましたが、あのまま田島が投げていたら多分またサヨナラ負けを喫していたのではないかと、テレビで見ていても思いました。

 東京ドームの直近4試合全て打たれているのに、ここでまた性懲りもなく田島を起用するのかと僕はベンチの采配に呆れました。案の定田島は2塁打、安打、四球、といきなり大ピンチを招きます。代打石川にサヨナラヒットを打たれて柳の勝利投手もチームの連勝もぶち壊してしまいました。

 もちろん打たれた田島が悪いのですが、でも見ていて「また打たれるんじゃないのか」と思っていた通りの結末ですから、これは何の手も打たなかった森監督の責任の方が大きいと思います。田島が出てきたら巨人は「打てる」と思ったのでしょう。そう感じさせるほど巨人のバッターはそれまでとは全く違う自信に満ちた表情をしていました。これで田島は東京ドームで5試合連続失敗です。もう東京ドームでは怖くて投げさせられません。

 ビシエドと平田を欠く中で巨人に2勝1敗と勝ち越したのは良かったですが、采配ミスでをチームの勢いを止めて、巨人にトドメを刺し損なってしまいました。強いチームはベンチのミスを選手がカバーしますが、まだまだ中日はその域には達していないようです。


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