幹事クリタのコーカイ日誌2017

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6月24日 ● 男子100m決勝。

 陸上日本選手権、注目の男子100m決勝。桐生、ケンブリッジ、山県、多田、サニブラウンと10秒0台の記録をもつ選手たちが並びました。日本の短距離にこれほど逸材が揃ったことは過去になかったと思います。しかも最年長の山県でもまだ25歳、サニブラウンはなんと18歳です。2020年はこのメンバーで最盛期になることでしょう。

 今日は日本人初の9秒台は残念ながら雨が降るコンディションなので難しいかもとは思いましたが、世界選手権の出場3枠を決める直接対決となったので、勝負の行方が注目されました。大会前は桐生とケンブリッジがもっとも注目を集めていて、直前に好記録をマークして一気に候補に入ってきたのが多田でした。山県は故障明けのレースだったので難しいかもと思われていました。

 大会に入って予選、準決勝とも自己新を更新して絶好調のサニブラウンが4強に割って入ってきました。スタートが得意な多田、トップスピードが速い桐生、後半追い上げるケンブリッジの3人が3枠の有力候補でしたが、サニブラウンの成長ぶりは侮れません。

 スタートから多田が飛び出したのは予想通りでしたが、サニブラウンがピッタリとついていました。前半の30mですでにサニブラウンのスピードが違います。この時点で勝負あった感がありました。後はサニブラウンがどんどん多田を引きはなし、3位争いをしていた桐生をケンブリッジが最後にかわして多田とほぼ同時にゴールに飛び込みました。

 1位サニブラウンは10秒05とまた自己新。多田が10秒16、ケンブリッジが10秒18と文句なしのトップ3でした。4位の桐生も4×100mリレーのメンバーには選ばれることでしょう。この4人で走るリレーはリオ五輪銀メダルの興奮を再現させてくれるだろうと今から期待が膨らみます。


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