幹事クリタのコーカイ日誌2017

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6月9日 ● 自民党の自浄能力。

 加計学園の問題で、自民党の政治家と官僚が見え透いた嘘をつくさまを見ていると情けなくなります。一連のやり取りはどう見ても政治家と官僚がわかっていて隠している、ごまかしているとしか思えません。もう少し「本当はどうなんだろう?」と思われるような答弁ならともかく、強引に「なかったこと」にしようとしている様子は、誰だっておかしいと感じます。

 これを見ている子どもたちには「偉い人は嘘をつくのが当たり前」ということが刷り込まれていきます。文科省の高級官僚が嘘つきなんだから、当然その監督下にある教育委員会も学校の先生も嘘をついて当たり前となります。実際、いじめ問題が発覚すると必ずと言って良いほど、彼らはいじめを認めないでまず嘘をつくのが恒例です。

 またそうした嘘に大人も不感症になってきています。保身のためなら嘘をついても良いとみんなが思えば、国家全体が「嘘つき国家」になってしまいます。これでは国際社会でも日本人は嘘つきだと信用を失ってしまいます。政治家と官僚が嘘つきなのは国を滅ぼす元です。

 僕がまず期待したいのは自民党の自浄能力です。野党がいくら攻めたてようが、マスコミがいくら取り上げようが、ここまで安倍内閣が強引だと決して事実を認めることはないと思います。やはり自民党内から「これではいけない」と感じて行動を起こす勢力が登場することに期待したいです。昔の自民党にはそういう力がありました。果たして今の自民党はどうでしょうか。


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