幹事クリタのコーカイ日誌2017

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6月5日 ● 日本卓球黄金時代へ。

 卓球の世界選手権、日本チームが熱いです。若い選手たちが活躍して王者中国チームに風穴を空けようとしています。もちろん、まだ総合力ではかないませんが、日本の選手たちはみな若いので、3年後の東京五輪の時にはもっとその差は詰まっているのではないかと期待させるものが十分です。

 まず男子の注目の張本智和。わずか13歳でリオ五輪メダリストで日本のナンバー1である水谷隼を2回戦で破りました。残念ながら準々決勝で世界3位に負けてしまいましたが、非凡な才能を十分に世界に示しました。昨年世界ジュニアで優勝した時に一躍注目を集めたのですが、さすがにまだシニアと戦ってここまで勝てるとは思いませんでした。日々体が大きくなっているらしく、このまま体力、筋力がついていけば、ぐんぐん強くなることは間違いありません。

 そして48年ぶりのメダリストになった女子の平野美宇17歳。アジア選手権で世界ナンバー1の丁寧を破り優勝した急成長株は、すっかりその実力を確かなものにしました。石川佳澄、伊藤美誠を超える日本ナンバー1というのは、彼女たちの反撃もあるでしょうから時期尚早かも知れませんが、少なくとも福原愛が抜けた3本柱の一角を占めるには十分過ぎる活躍です。

 その石川は吉村真晴と組んだミックスダブルスで金メダルを獲得しました。残念ながらミックスは五輪種目ではありませんが、東京五輪までに正式種目に採用される可能性もあるようですから、そうなればさらに期待は増します。さらに男子ダブルスでは森薗・大島組が準優勝、丹羽・吉村組が3位と活躍。コンビネーションに磨きをかけて個人の技量をカバーできるダブルスはより中国を打ち破る可能性があることを示してくれました。

 2020年代には日本卓球の強さがピークを迎えるかもかも知れません。そう期待させる今回の世界卓球です。


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