幹事クリタのコーカイ日誌2016

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4月24日 ● 正しい努力をしたアスリート。

 今日の報道ステーションで松岡修造が女子アイスホッケー日本代表のGKである藤本那菜に取材をしていました。2015年の世界選手権でベストGKに選ばれた今や世界一のGKと言ってもいいくらいの名選手です。

 彼女は子供の頃からアイスホッケーをやっていましたが、どのポジションでも才能がなく最後に「たまたま」空いていたGKに回ったそうです。しかもいきなりそこで才能を開花させたわけでもなく、単に負けず嫌いでコツコツと努力を積み重ねてきた結果が「世界一のGK」にまでたどり着いたというのですから、恐らく並大抵の努力の積み重ねではありません。

 今日からゴールデンでスタートした「中居正広のミになる図書館」。スキージャンプの高梨沙羅が珍しくバラエティに出演していました。彼女が体力テストに挑戦するコーナーで、運動神経を問われて「走る滑る飛ぶ以外は苦手、体育は3、球技はどうしていいかわからない」と答えていました。あれだけのジャンプを見せる世界一の選手が運動は苦手だというのです。

 藤本那菜と高梨沙羅は似ています。どちらも運動神経が良いわけではなく、ウインタースポーツの、それもかなり専門的な種目にチャレンジして、さらにそこでコツコツと努力をしてようやく今の場所にたどり着きました。一見すると2人ともスポーツエリートであり、天才なのではないかと思ってしまうのですが、どうもそういうことではないようです。

 松岡修造は藤本に取材して「努力力」という言葉を掲げていましたが、確かに並外れた「努力する力」があるのだろうと思います。それに加えて、僕は「努力する場所」もしくは「努力する方向」も大事なのだろうと感じました。それを間違えてしまうと、いくら努力してもやはりそこまでの結果はついてこないのではないかと思います。「正しい努力」は難しいですけどね。


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