幹事クリタのコーカイ日誌2016

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4月12日 ● 歴代最強の横綱。

 やくみつると花田虎上(3代目若乃花)が対談して「日本最強の横綱」を語っています(こちら)。よくわからないのが「日本人」最強を選んでいるのか、「歴代」最強を選んでいるのかで、最終的に2人が選んだトップ5に1人も外国人横綱が入っていないところをみると「日本人最強」を選んだのかなという気がします。

 プロ野球で歴代ベストナインを選ぶ時に外国人選手をあえて外すようなことがありますが、さすがに大相撲では外国人も入れてあげようよという気はします。野球と違って大相撲は日本でしか行われていないし、外国人力士もその大相撲で育ってきた力士たちなんだから公平に扱うべきではないかと。

 と言うことで、僕が選ぶ歴代最強横綱のランキングは以下の通りです。ただし自分が相撲を見ていない力士は入れないということで双葉山や栃錦、若乃花(初代)らは外します。柏戸以降のランキングです。10位・曙、9位・武蔵丸、8位・輪島、7位・玉の海、6位・朝青竜、5位・千代の富士、4位・北の湖、3位・貴乃花、2位・大鵬、1位・白鵬です。

 1位は大鵬と白鵬で迷いました。どちらも抜群の安定感と取り口の自在さが特徴ですが、白鵬の方が怪我が少なく、記録的にも上回っているという意味では若干大鵬よりも有利かなという気がします。貴乃花、千代の富士、朝青竜、北の湖の4人の比較も難しいのですが、貴乃花は大鵬、白鵬と似たタイプで、さらに力強さを加えたような力士で、怪我さえなければ優勝回数も軽く30回を超えていただろうと思い3位にしました。

 4位〜6位は甲乙つけがたいのですが、千代の富士は晩年の北の湖には勝っていましたが、「格」は当時やはり北の湖の方が一枚上という印象。朝青竜は貴乃花に歯が立たなかったイメージが少し損をしています。7位の玉の海は現役横綱で全盛期に急死したため強いイメージのままですが、その完成された右四つの取り口はまさに「双葉山の再来」ではないかと当時も言われていたものです。8位の輪島はとにかく天才で、あんな邪道な相撲で強かったところが魅力的でした。武蔵丸と曙は武蔵丸の安定感がやや上かなという印象です。

 まあこういうものは所詮遊びですから、あれこれ考えてオリジナリティを求めるのが楽しいのですが、結局似たようなランキングになってしまうなぁというのが正直なところ。なお稀勢の里も今後の活躍次第ではランキング入りもあるかもと思います。


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