幹事クリタのコーカイ日誌2016

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4月3日 ● 2019年大河ドラマ。

 いま放送されている大河ドラマ『おんな城主 直虎』はやはり「女大河」だからか盛り上がっていません。一応まだ録画はしていますが、あまりにもちまちまとした話ばかりで見る気が起きずに2ヶ月分くらい残ったまま。このまま脱落するかどうかの瀬戸際といったところです。

 来年の大河『西郷どん』はテーマが西郷隆盛で主演も鈴木亮平ですから男目線の骨太大河かと思いきや、原作林真理子、脚本中園ミホとなると、ちょっと心配です。過去にこれほど迷作を生み出し続けてきたのに、またぞろ愛だの恋だの入れてくるんじゃないかと不安でなりません。大河ドラマに余計な恋愛やら家族愛やら嫉妬やらは不要です。

 で、僕の期待はすでに2019年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』に向かっています。いくつも期待のポイントがあります。まず脚本がクドカン。そしてスタッフも『あまちゃん』のスタッフが集結するということで、これはまず大河云々以前にドラマとして面白くなりそうな予感がプンプンします。

 次にテーマが1964年の東京オリンピックだということ。しかも1912年ストックホルム大会から、1936年ベルリン大会、1964年東京大会までの3大会を中心に、“知られざるオリンピックの歴史”と激動の52年間を描くというのですから、スポーツ好き、オリンピック好きとしては堪らないテーマです。もう戦国も幕末もネタ切れで飽き飽きしてきているところに激動の昭和史ですから実に新鮮です。

 そして主役が中村勘九郎と阿部サダヲと発表されました。2人がリレー形式で主演するということですから、主役が子どもから老人まで1人で演じる不自然さもなく、時代ごとに様々な人物が登場する群像劇になりそうで、これまた楽しみです。実在の人物たちを誰が演じるのか、キャスティングの妙味も楽しめそうです。

 なおこのドラマの語り手は古今亭志ん生に設定されるそうです。志ん生の目線で変わりゆく東京、日本を語っていくそうですが、これは絶妙。1890年に生まれ1973年まで生きた志ん生なら、この時代にすっぽりとはまります。問題は果たして誰が志ん生になって語るのか?これはかなりプレッシャーのかかる難役です。3代目志ん朝が生きていれば問題なかったのですが、誰が引き受けるのでしょうか。志ん生門下の落語家か、それとも敢えて畑違いの俳優が挑むのか、楽しみです。


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