幹事クリタのコーカイ日誌2016

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3月24日 ● 稀勢の里の怪我。

 12連勝で単独で全勝を守っていた新横綱稀勢の里。このまま好調を維持して優勝できるのか、もし優勝したらこれまでの「勝負弱い」イメージを返上して強い横綱になれるだろうと思われたのに、好事魔多しという言葉がぴったり当てはまるようなアクシデントが起きてしまいました。

 横綱日馬富士に寄り倒されて土俵下まで転げ落ちた時に左側を強打したようで、左肩を抑えたまま動かせずに病院に。未だに症状は明かされていませんが、骨折でも脱臼でもないとなると大胸筋あたりの肉離れなのかも。いずれにしても大きな怪我の恐れがあり、今場所はこのまま休場する可能性が大です。

 1敗で追う照ノ富士が優勝するのは良いとして、問題は稀勢の里の怪我が長期化するかも知れないこと。すでに三十路の新横綱だけに、怪我の回復が長引けば、最悪の場合はそのまま復帰することなく引退という可能性すらあり得ます。それだけは避けてほしいところですが、なにせ横綱ですから相撲が取れなければ引退しか道はありません。ぜひとも大事を取ってしっかり休んで怪我を治してほしいと思います。

 それにしても稀勢の里だけではなく相撲協会もツキがありません。白鵬も日馬富士も豪栄道も故障が増えて力が衰えていますし、関脇に陥落した琴奨菊ももう5敗で大関復帰には後がありません。鶴竜はパッとしないし、なによりみんな30代で、若いのは照ノ富士だけでは、1年後2年後に今の上位陣が一気にいなくなった時に大相撲を支える若手が早く出てきてくれないと大変なことになります。

 いま三役にいる高安、御嶽海、正代、さらに遠藤や逸ノ城、北勝富士というところが、今年のうちにどこまで力をつけて成長するかがポイントになりそうです。


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