幹事クリタのコーカイ日誌2016

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3月23日 ● 本気のアメリカが優勝。

 WBCの決勝戦、プエルトリコとアメリカの試合は8-0とアメリカが快勝してWBC初優勝をしました。4回目にしてようやく地元アメリカが優勝したわけで、これまでになくメジャーの選手を並べた甲斐があったというものです。本気になればアメリカはやはり強いです。

 ただ準決勝でそのアメリカに2-1で敗れた日本が果たして本当にアメリカより弱かったのかと言えば、そんなことはないでしょう。なにせアメリカはホームでした。日本は完全にアウェーの上に、慣れないグラウンド(そのせいで守備の乱れから失点)、それに時差もありました。明らかにハンデがあった中で僅差で競り負けたのですから実力的にはほぼ差はなかったのではないかと思います。

 もしメジャーリーグにいる選手たちをもっと召集できていたら、もしかしたら日本が勝っていたかもと思います。いや、多分勝っていたことでしょう。ダルビッシュとマーくんとマケケンと上原の継投ならまず点は取られません。そもそも今大会の侍ジャパンだってサッカーのようにホーム&アウェイ方式でやれば勝てる気がします。

 という負け惜しみはともかく、今回のWBCの最大の収穫はアメリカがようやく本気で勝ちにきたということです。やはり興行主であるアメリカが本気で臨んでいないようでは真剣勝負とは言えません。まだまだ完全な「国別世界一決定戦」にはなっていませんが、まずはアメリカが本気で勝負することが第一歩でしたから、これはWBCにとって大きな前進だったと言えましょう。

 次回大会がもっと盛り上がるためにも、メジャーリーグのもっと全面的な協力が必要ですし、メジャーが本気になれば日本プロ野球だってもっと日本代表をバックアップすることでしょう。現状ではまだWBCの裏で日米ともオープン戦をやっているわけで、サッカーのW杯期間中に国内リーグ戦なんかやらないわけですから、そのあたりはまだWBCは本気度が低いと言わざるを得ません。このあたりは次回に期待したいと思います。


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